もしも、サタナおにぃやんがいる世界なら…


†もしも原初の戦いで、サタナおにぃやんが消滅せず、そのまま地獄にいて、尚且つ、行き来が自由な世界だったら??な妄想。

――――――――
【結局はお菓子に釣られると…】

ルシファー:サタナ〜っ!!覚悟〜っ!!(いきなり斬りかかり)
サタナ:ルシファー…。またミカエルと喧嘩でもしたのかな??(ファウダーでルーの攻撃を笑顔で受け止めた)
ルー:まだまだぁぁっ!!!
サタ:ルシファーは本当に剣技が得意なんだね
ルー:そうだよ。だから今日こそ勝つもん

―暫く訓練状態が続きました―

ルー:むぅ〜っ!!また勝てなかったぁっ(ふてくされ)
サタ:あと少しだったね。
ルー:その余裕とか剣技とか、あの神と同じだからムカつく…
サタ:私とあの子も、君達と同じように、双子だからね。さてルシファー、今日はモンブランがあるんだが…
ルー:モンブラン!!食べる〜!!
サタ:そうか。ならばお茶をしよう(甘い物好きな所が、ヤハと同じ…というのは、黙っていた方が良いのかな…)

―で―

ルー:まずね、私の計画としては、神を倒して、天使達の理想郷を作ってあげるの。もっと天界も、自由で良いと思うんだ。その点、地獄ってあんまそう言うの無いから、好きだけど…
サタ:まぁ…私があまり厳しく設けてないだけなんだが…。でも、同じ位天界も好きになれないかな??
ルー:私が好きなのはミカエルだけだもん!!つか、サタナって、あの神のお兄ちゃんなんでしよ??だったら、「掟厳しすぎ」って、あの神に言って
サタ:ん〜…。多分、ルシファーは厳しいと感じているだろうけれど、ミカエルはそうは思っていないんじゃないかな??
ルー:きっとミカエルも厳しいって思ってるもん!!
サタ:じゃあ聞いてみようか。ホラ、ミカエルが迎えに来たよ
ミカエル:もぅ…またここでサボって…。サタナ様、申し訳ありません。
サタ:ミカエル、そう畏まらなくても大丈夫だよ
ルー:そうだよ。楽にしちゃえばいいのに
ミー:ルシファーはもう少し礼儀を弁えた方がいい!!
ルー:だって『楽にしなさい』って言われたから楽にしてるんだもん
ミー:またそんな…
サタ:まぁ落ち着きなさいミカエル。君も少し、休んで行きなさい。あの子も心配していたよ
ミー:…それでは、お言葉に甘えて…

―で―

サタ:ミカエル、君も天界に不満があったりするかい?
ミー:いいえ。何もありません
ルー:え〜っ!!掟ばっかりなのに!!
ミー:そんなに厳しくないし
ルー:厳しいよ!!
ミー:私は、そんな風に思った事、一度もないもん
ルー:私は天界より地獄の方が好きだもん
ミー:サタナ様の手前、失礼に値しますが…。私は天界の方が好きだもん…
サタ:ミカエル、そんなに気にしなくていい。ルシファー、これで分かったかな??感じ方は、皆それぞれなんだよ
ルー:じゃあ私、天界は窮屈だから地獄で暮らす〜
ミー:出来るわけ無いでしょ!!

―双子が帰った後で―

Y:あらあら…。ルシファーったらそんな事を
サタ:でも、ルシファーはまだ可愛い方だよ
Y:???
サタ:ロキと比べたらね。同じ支配欲に駆られている様で、ルシファーはルシファーで、誰かの幸せを願っているって事だよ
Y:でも、ルシファーはちょっぴり我が儘ですわ。確かに、ロキと比べたら良い子ですが…
サタ:(苦笑)

――――――――
†無理矢理…(^^;)
ルーの方が、ロキより可愛げがあると思うのは、仕方ないのかも…

しかし、ルーが我が儘に育っちゃったのは、女神様の育て方に問題があると、ツッコミいれたいサタナおにぃやん

サタナ:う〜ん…でもミカエルは真面目過ぎだしなぁ…。違いはやっぱり性格なのかな??

そんな事を考えつつ、双子がいつ地獄に来ても良いように、二人分のケーキを用意して待っているサタナおにぃやんです(笑)

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