肉球の幸せ
†にくきゅうグミなんてのを見て、ちょっと思い出に耽っている天使長と、臆病悪魔の様子
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【だって、猫沢山いたし…】
─天界・第8天国ミカエルの部屋─
ミカエル:なんだか、思い出しますねぇ〜(グミをプニプニしながら)
セス:え??なんかグミに思い出でもあるんですか??
ミー:グミというより…猫に…ですかねぇ〜。王の所には、沢山猫がいましたから
セス:あぁ〜…
ミー:隠居後も、結構王の周りには集まっていましたからね。もし、あの頃にこのグミがあったら、大変喜ばれたかもしれませんねぇ〜
─一方で、辺獄・バールの部屋─
ルキフゲ:ほらバール、お菓子買ってきたわよ(にっこにこ)
バール:…丸くない??
ルッキー:ないない。だから出ておいで
バル:…(出て来た)
ルッキー:ね?好きでしょう??
バル:ねこ……うん!!有難う〜
ルッキー:(…肉球も、結構丸いと思うんだけど…これは平気なのよね…ちょっと楕円形だからかしら…)
バル:そういえば、王の所には、猫沢山いたなぁ〜
ルッキー:あぁ…ソロモン
バル:うん
ルッキー:そういえば、あの猫って、ソロモンが引退した後どうなったの??
バル:うん…。猫達も、王が引退するのを薄々分かってたみたいで、その頃には、王宮猫は、かなり数が減ってたけど…森の小屋には、また結構な数が集まってたよ。やっぱり慕ってたのかな??床下とか、覗けば普通にいたし…藁小屋や水車小屋には、子猫がいて、王や動物の天使がちょくちょく出入りしてたし…
ルッキー:そ…そうなんだ…
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†「疑惑」から「完全に猫好き」になってる気がしてならない、三代目国王です(笑)
もし、王の個人教授がガブリエルなら、猫を拾って来る王に向かって、絶対「元居た場所に戻してきなさい」位は言いそうなんだけどね…(^^;)
個人教授がミカエルだしねぇ〜…
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