魔王が唄うレクイエム


†ルーが詩を作りました。
魔王様、なんか素直に残酷です(笑)。

ルシファー:聞いて聞いて〜、クリスマスだから、聖歌に対抗して、詩作ってみたんだ〜
アムドゥシアス:詩…ですか(興味津々)
パイモン:嫌な予感しかしないんですが…
ルー:酷いよパイモン…。聞いてくれないの??
パイ:いえ、聞きます!!
ルー:じゃあ聞いて!(笑顔で)
 

震えて 泣くキミに
笑顔で 言葉を掛ける
憎しみ 恨み全て込めて
呟くように 耳元で
苦しいかい? 問いかけると
縋るような目 助けを訴える

やがて
キミは その翼で
飛べなくなるよ?
凛としていられるのも 今のうち…
出口の無い 闇をあげる…

ただひたすらに 泣き叫べ
別世界なんだ そこは既に
ただひたすらに 泣き喚け
いいなりになれ 私の声聞いて
泣くことだけは 許してあげるカラ…


ルー:どう??だめ??
パイ:いえ…寧ろ、ルシファー様がこのような詩を書けるとは…
ルー:じゃあいいの!?
パイ:は…むぐっ!!(アムから口を塞がれて)
アム:改善の必要があります(無表情でスッパリ)
ルー:やっぱりダメか…
アム:正直に申し上げますと、私はあまり気が進みません。
ルー:そっかぁ…
アム:ルシファー様、その代わりと致しまして、本日は私の軍のお茶会にご出席していただけないでしょうか。
ルー:お茶会!!うん!いいよ〜(超笑顔)
アム:光栄にございます。皆の志気もあがります。
ルー:うん!!じゃあ、時間になったら呼んで。魔力温存しとくから(氷に引っ込んで)
アム:かしこまりました


パイ:改善の余地って…アムドゥシアスは、何が気に入らなかったんだ??
アム:パイモン様、あのまま『はい』と仰っていたら、今頃ルシファー様は、フェニックスを捌いてお召し上がりになっています
パイ:はぁ!?
アム:お気づきになられませんでしたか??
パイ:いや…寧ろ、あの詩のどこにそんな事が…
アム:此方からこう読むと…
パイ:!!……なる程…そうきたか……

──────────
†Caduceusなノリで、一見天使宛てのレクイエムですが、実はフェニックス宛てのレクイエムを紡いだ魔王。

今年も、どうしても食べたいんでしょうね…(^^;)

そしてアムちゃんなら、すぐに気付くかなぁ〜とか。

フェニへ何と紡いだのかは、お暇でしたら、見つけてみてください(笑)

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