2012/10/01
 杖
夢主たちの杖の話。
オリバンダーは杖芯にドラゴンの心臓の琴線とユニコーンの毛、不死鳥の尾羽しか使わないとどこかで読んだ覚えがあるのですが、そこは目を瞑ってください笑


親世代夢主はイチイにバジリスクの皮を杖芯にした太く長い杖を持っています。
バジリスクは言わずもがな、毒蛇の王です。
秘密の部屋のバジリスクとは別の固体の皮が使われています。
イチイは毒の実をつける、毒の木だと解釈しています。
父・リドルもイチイの杖でした。

呪いの早撃ちに最適だったと子世代連載で母親自身が語るように、誰かを傷つける呪文を使うとき殊更効果を発揮します。
完璧に邪悪な感じの杖です。
親世代夢主は生まれが悲惨なので性質そのものは悪です。
ただ、育てられ方がよかったのでリドルのように悪の道に走ることはありませんでした。


子世代夢主は祖父母と母親の三人から魔法使いの血を引いています。
それを知っているオリバンダーが最初に差し出した杖は柊と不死鳥の羽の杖。
夢主よりあとでやってくる、ハリーの持ち物になるあの杖です。
祖父の性質からオリバンダーはその杖を差し出しましたが、夢主にはなにも反応しませんでした。

次の、林檎の木にユニコーンのたてがみの杖。
これは祖母の性質です。
清らかだった祖母は似たような、善の性質の杖を持っていました。
が、これも夢主には合いませんでした。


その次の伽羅木にコカトリスの羽の杖は、母親の性質から選ばれた杖です。
伽羅木はイチイの変種、コカトリスは過去の三大魔法学校対抗試合で当時の校長を全員負傷させたという怪物です。
これも悪の性質の杖ですが、もちろん子世代夢主には合いませんでした。


子世代夢主の杖は結局、菩提樹にドラゴンの角が杖芯の杖になりました。
細めで振りやすい杖です。
菩提樹(ぼだいじゅ)は日本の仏教寺院によく植えられている木で、釈迦が菩提樹の下で悟りを開いたことで知られている聖なる木だそうです(厳密には別の種類らしいですが;)。
杖芯のドラゴンのほうは瞳が紫色に輝く獰猛なドラゴンで、主に鹿を食べ、大型犬や家畜を襲うこともあるらしい笑
母親っぽい性質のドラゴンの角を細かく砕いたものが杖芯に使われています。
善と悪の性質を持つこの杖は、魔法界でも珍しい部類に入るという設定になっています。
連載ではもう触れないと思いますのでこちらで。
杖のことを細かく考えるのは楽しかったです・ω・*

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