パターンBであります! パターンBは好きなだけ好きな人たちを書くパターンであります!
1、書きたいキャラ、もしくはCPを考える。
2、パターンBの盲点。
3、手直ししましょう。
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1、書きたいキャラ、もしくはCPを考える。
最近一押しのトウ緑で書きたいと思います。初代ッシュが熱いです。トウ緑を書こうと思った場合ふたりは住む地方が違いますから、パラレルにするのか、原作軸ならばどちらがどうやって出会うのか等を考えます。ここでは原作軸、密航まがいのことをしてカントーにやってきたトウヤとグリーンでラブコメ書こう!と一念発起です。ここからは九割方妄想の仕事ですから逞しくフルスロットルで脳を活性化させます。燃え上がれ、俺の煩悩!
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2、パターンBの盲点。
書きたいシチュが決まっているわけではないので、パターンBでは下書きの段階で助長になることが多いです。赤緑「シンフォニア」がそうですね。途中の展開はばっさり削除してしまっても大丈夫な話になりやすいです。ひたすらCPを書くのが目的なのでだらだら書いていても楽しいから困ったものですよ。ちょっとしたスペクタクルですよ。
その盲点を見なかったことにして、ここはひたすら妄想に妄想を重ねます。ざっくりした展開を、ここでも三段階でまとめます。レポート用紙に書き出して、あとはパソコンに手打ちしています。時間がないときは頭の中でまとめて、直接パソコンに向かうこともあります。ハロウィン企画や金幸中編とかは最後もうタイムアタックX〜時間との戦い〜でしたからね……。そのまま打ち込んでいました。
中盤(トウヤから緑への呼び方)
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「グリーンさん、グリーンくん、グリーン、リンさん、ええっと、ジーンとか」
「――さっきから何のお呪いだよ。不気味だぞ」
指折り何かをぶつぶつ呟いていたトウヤは、まるで俺の方がへんなことを言ったみたいな顔をして苦笑した。
「だって。オーキドさんは嫌なんでしょう」】
中盤その2(なんか知らんが緑がすねた)
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記憶を辿れば辿る程、愕然とした。グリーン君とは呼ばれてもオーキド君と呼ばれた事は少なかった。彼らにとって「オーキド」は祖父さんだけで、唯の小さな餓鬼をその名前で呼ぶ気にはなれなかったのだろう。成長した今だからこそ解る、祖父さんの重み。】
上手く説明できませんが、三段階で自分が必要だと思う、入れたいと思うシーンを書き出しておいて、後で忘れずにいられるようにする作業です。中盤に入れたいシーンが二つあればそれを書きとめておきます。中盤が厚くなりすぎた場合、終盤をあっさり風味にして後味がよくなるように考える作業がまた楽しい。冒頭は薄くし過ぎると物語の導入が厳しくなるのですが、どうしても冒頭の展開が上手くいかなかった場合、一文だけ入れていきなり中盤に繋げたりします。さっきの中盤の台詞から連想していって、どうやらこのお話のグリーンさんは博士と距離があるのかなーと妄想した場合、
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「思えば昔から俺は祖父さんのことが嫌いだったのかもしれない」】
の一言で冒頭を済ませてしまい、次の中盤の導入として
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「それがはっきりしたのは、海の向こうからやってきたこいつの言葉がきっかけだった」】
で、中盤に繋げていくのがいいかなあと、ね! 妄想って楽しいです。
パターンAとは違って、この時点でがっちり台詞から地の文まで組み立てて書き出します。ひたすらいちゃいちゃくねくねさせるもよし、片思い爆発トウヤと鈍感グリーンで延々と押し問答するもよし、祖父さんへのコンプレックスで潰れそうなグリーンをかっさらってイッシュに連れ帰るトウヤでもよし。満足するまで書き続けます。満足する頃には毎回山のようなワードファイルの書き損(省略)。
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3、手直ししましょう。
助長になりすぎないように文章を削ったり脅したり諦めたりして調整したら推敲です。推敲とはいえ、そんな大層なことはしません。他にいい言い回しが思いつかなかったのですが、実際はパターンAと同じく誤字脱字の訂正等です。門を敲くか推すかどちらがいいかと悩むレベルにはまだまだ達しておりません。いつか辿りつけたらいいな。
文章を書く順番としてはこんな感じです。実際はもうちょっとゆるいです。いきなりがーっと書いて推敲したり、AとBの書き方をミックスしたり、もっとプロットいっぱい立てて結局書かなかったり、その時々によって変わりますが、基本は以上になります。次は、文章を書く上で気を付けていることになります。
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ちょこっとした注意