コラボ夢小説 中編


※前編の続き。



脱ぼっちプラン。
(エリー、パンドラ、エーベル)

耳打ちで依頼内容の詳細を伝えるパンドラ──相づちをして全部聞き終わり、エリーは輝くサムズアップを力強く決め。シャルティアの生前葬が開かれる期日まで用意しておくと粋な商人魂燃やし承諾

「んんぅ〜‥!ただ‥、不安要素が1つ‥」
「っ何でしょう!?(あの気丈で知られるエリクシール様がこれ程懸念なさるとは‥‥ッ!さぞ一筋縄では行かない難題なのでしょう‥‥!!ここは私も全力で支援いたします!全てはエーベル様の笑顔の為ッ!!)」

やる気全開!炎のオーラ纏い己に活を入れるパンドラに、言いよどむエリーが重い口調で白状する。

「私ウソが下手なんで‥‥サプライズする前にエーベルさんにバレちゃう可能性がある‥カモ‥‥っ!」
「───確かに!

至極納得した。やましい気持ちを変に隠し喋ると、甥のコキュートスと全く同じ片言になるエリーを良ぉーく心得ているパンドラは直ぐに対策を練り──サプライズを準備して下さる間、エーベル様にはエリクシールが統治する領内には近付かせないようにすると確約。

「うん!なら大丈夫っ!作業に集中できるし、後はこっちに任せといて!」
「っンよろしくお願い致しますう!!」
「よかったらみんなと遊んでく?水着もってないならいっぱいサイズ別で作ってあるし、あげるよ?」

思いがけないお誘いにパンドラは手放しで喜んだ。実は海水浴場と言った広い水場で遊ぶのは数えるほどしか経験がなかった、嬉しさの余りエリーの両手を掴み、ぶんぶん派手に上下腕を振り感謝感激を表し

「あっそうですエリクシール様!写真をお撮りしてもよろしいでしょうか?素ん晴らしい本日の水着姿!きっとデミウルゴス様もお喜びに
「恥ずかしいから却下ッツ!!」

ちなみに万年新婚夫婦──エリーとデミウルゴスの間柄を知っている。密かに恋バナ相談、夜のほにゃららに関しても知恵を交換し合う仲である。


親睦会に飛び入り参加して、茶色いココナッツ・ヤシの実のよう全身こんがり日焼けしてナザリックに帰ってきたパンドラがスイカにカキ氷、大量の箱詰めマカダミアナッツを持たされて浮き輪を腰に付けたまま──。
さながらワイキキビーチで浮かれまくったハワイ旅行者と言わんばかりに、アロハシャツに半ズボン姿で愛の巣・宝物殿に戻る夫に詰め寄るエーベルが、がっし!とパンドラの両肩をひっ掴み涙ぐんでガっクンガっクン揺さ振る。

『エリーちゃんところ行ってたのぉおおーっ!?私も海行きたかったああ!!』
「ハッハッハッハ!」

大事な妻を差し置いて夏行楽を満喫したパンドラはもうここまで来たら笑うしかない。包み隠さず、密かに写真に収めていたカメラを取り出して土産話しを披露する。

─このドッペルゲンガーしっかり夏行楽を満喫してるな!─


西の海から今日和こんにちわ
(アルベド、御身、エリー)

パンドラからのナイショな依頼をエリーが快く引き受けて数日が経ち。
今日も今日とてアインズは守護者たちの期待を裏切らないよう執務に励み、ナザリック絶対支配者として日々影で努力するなか 通例どおりアルベドが告げる新たに上がってきた報告の中で──シャルティアの葬式、と聞き慣れない謎単語に思わず判子押す作業が停まる

「では次にカルネ村で開発中のポーションにつきまして」
(さっきの話何!!?)

「待て、先程の話しだがシャルティアは生きて‥‥いや アンデッドだからちょっと違うが、存在しているよな?」

パンドラより知らせを受けたエリーと同じ。謎イベントが開かれることに何が何だかプチパニック起こしてしまい理解に苦しい。動揺してしどろもどろになる

「そ その企画を立てたのは誰だ‥?」
「シャルティアです」
(本人!!)

しかもよりによって今日!行われると!唸るアインズに、まさに今!天の助け舞い降りてアルベドの口から救世主の名が紡がれる

「エリクシール様とそのご家族も参列なさいます」
(<伝言>メッセージ助けてエリーさああんっ!!)

─謎イベントにこと欠かさないナザリック─


プロですから。
(エリー、パンドラ)

時間に余裕を持って、早めにナザリックに到着していたエリーは、いきなり大音量でヘルプ<伝言>メッセージよこすモモンガに落ち着き払い応答して。そちらにアルベドが一緒なら彼女の指示に従っていれば平気でしょうと、後ほど会場で落ち合おうと約束交わし通信を切る。

「さて。着心地がどうかな?きつくないかい」
「ええ!ピッタリです!誠に有難うございますうっ!エリクシール様ああっ!!んんんんエーベル様が喜ばれる可愛らしいリアクションが待ち遠しいです!!」
「ほいじゃあお待ちかねのサプラーイズ!いっちょ決めるぜぃ」

─全ては愛しい妻(推し)のため─


後編に続く!



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