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もしもナマエが【男性】であったなら。
良妻賢母と成り得るアルベドに恋をする
これはあったかも知れぬ世界軸──

偉大なる御方アインズ・ウール・ゴウンの手ずからナザリック勢力に引き入れられたナマエは、茶会と称して隠しようもないアインズ様命である守護者統括アルベドと二人きりで歓談。距離を縮める

「アインズ様尊い」
「そうよっ貴方分かってるじゃない!」
「私など足元にも及ばない至高の叡智と慈悲深き御心を持ち合わせ、我が弱小国を傘下に属国お認めになって下さった。今後アインズ様に忠誠を捧げる栄誉、幸福を噛み締めています」
「くふーっ中々良い目の付け所ね!モモンガ様程ではないけれど、武人建御雷様の従弟君なら認めざるを得ません!精々あの御方の足を引っ張らない事!肝に命じなさい」
「承知しました重ねてアルベドさんにも喜んでもらえるよう忠義に励みます」
「‥‥‥‥‥‥‥ えっ ? 」


三大欲求をあまり必要としないアンデッドであるアインズは、人だった頃よりがっくし気持ちが昂ぶらなくなっている。あとブツが消失してる、男として虚しいという言葉では収まり切れないくらいのショック
夜のお誘いして下さらない主人に気落ちするアルベド。相談に再びナマエと茶会を開き、思うところを吐露する

「モモンガしゃまがベットに誘って下さらないの‥‥っ!」
「睡眠欲も稀薄になってしまわれているアインズ様ですが、寝室には時折休まれているでしょう?ベットに貴女の痕跡を残して常にアルベドさんを想えるよう‥‥こちらを試してみては?」

意中の男性を振り向かせるのに最適な香水をふりまける試作の水晶をアルベドに授ける。

「ッ試してみようじゃない!」
「モモンガさんが羨ましいですこんなに綺麗で素敵な女性に愛されて、私だったらずっと一緒にいたい寝る時だって」
「───あら?」


アルベドが得意とする裁縫、アインズ様グッズから将来生まれてくる御子の為 自らこしらえた手編み子供服に至るまでひとつひとつ自慢したくでしょうがない。
モモンガ様にいつか食べてもらいたい手料理もナマエに感想欲しく賞味してもらって、彼からの全力賛辞を拍手付きで褒めてくれる内に。アルベドはナマエとの会合が楽しくて待ち遠しくなっている、はっと危険を察して

「わたくしが愛しているのはモモンガ様であって貴方の事は何とも思ってないんだから!」
「わかってます。でも友だちと思ってもよいですか?友人がいなかったもので‥‥‥貴女と逢える日を指折り数えている愚かな私を許してくれますか」
「し──仕方ないわねっ!それくらいは許してやってもいいわ、!」


公私混同を挟まないナマエはナザリック貢献に目を見張る働きぶりをみせる。出しゃばらず、かと言って尻込みしない自信に満ち溢れており。守護統括の激務に日々追われているアルベド補佐にも抜群の仕事ぶりで助け船を出す

「こっちに居を構えなさい!!そうした方が効率が上がると貴方の鈍い頭で以て分からないなんて言わないで頂戴!」
「──それは世間一般で言う"婿養子"を取る?アルベドさんの下で働けということで永久就職と認識して間違いない」
「むこ‥‥?モモンガ様に永久の忠誠を誓ったのでしょう!なら証明してっ!」
「ではアインズ様に一度確認とっておきましょう。一緒に」


言質とりましたー!!
やりましたねナマエさん!

盗聴用の録音機能が搭載水晶を予め懐に忍ばせていた。アルベドの豪快な婿取る発言をゲットした。以前からモモンガと結託してやがったこの人魚野郎

「彼氏彼女からスタートお願いします」
「ッわたくしはモモンガ様一筋よ!」

ほんのちょっぴり ときめきを覚えるアルベドであった

「次からは騙されるものですかッ!」
「え騙してないですよ?いつも本音で話してます」
「くっぅぅうううう〜〜!!」

仲良さげなナマエとアルベドを傍らから眺めてアインズは(いやぁー無い筈の胃が痛まなくなったわー)生温かい目で二人の未来を見守る。


アルベドをしあわせにし隊




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