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デミウルゴスはナマエに対し昏い欲望を抱いている。一般的な男女間の付き合いから生じる恋愛感情とはまるで訳が違う だって悪魔だから。
一目で欲しいと本能がざわついた、不敬であると理性で以て抑えてもナザリックに引き入れてから交流を深めていく内にナマエの魅力に取り憑かれ身の底から湧き起こる加虐心が疼いて狂いそうになる

なので(カマを掛けるつもりで)
思い切って告白した

「ナマエ様 お慕い申し上げます」
「奇遇だなデミウルゴス。私もだ。明るい日の下で君を初めて見た時から私の心は奪われたまず顔だ顔がすごく良い好みドストライクだ分厚い眼鏡に隠れてる宝石の瞳に吸い込まれそうだったそこに私が映し出されるうれしさを君はわかってくれるかな浅黒い肌で君の口幅が広い唇から覗くちょっと八重歯が光っているところもすごく好きだ正直君に噛み付かれたらどんなに幸せだろうかと自分がMだということを知ったありがとうその長耳の左にやんちゃでカフスピアスしてるところも良い大好きだあとうれしいと君は耳がすこし垂れるところも最の高だずっと褒めてたいいつも身嗜みに気を遣い綺麗にセットしている後ろへ流れる髪も素敵だプライベートだと自然と下ろしているのだろう隙がない君の無防備な姿を想像するだけで狂おしいよ萌えで本当に尊いな両手の黒い革手袋に鋭い爪を隠しているのも格好よさを留まるところを知らない炎獄の造物主に相応しい体温が高いところもたまらなく好きだその手にとかさそうとか思ったりしちゃうよドMな自分にびっくりしてるけど受け入れるナザリック随一の頭脳を持つ君は肉体の造形美も完璧だ引き締まったウエストに隆起してる胸筋がスーツを盛り上げて凶器すぎる目からも栄養ありがとう腰から下の賛辞は控えておこうセクハラになってしまうからマジ君の創造主であらせられるウルベルト・アレイン・オードルさん?様を崇め奉ってる毎日欠かさず私にとっても神に等しい君という存在を生んでくださった創造神に心から感謝しますどうもありがとうございますとても良いご趣味だ君を囲んでいつまでもデミウルゴス──君のパーツ一つ一つウルベルト様と語り尽くしたいなんだったら夜までお付き合いしてもいい」

「お、‥っ!」

思考回路がショート寸前 否パンクした

「つまるところ私と結婚しよ」


アインズ様ー!そちらのデミウルゴス君と結婚式を挙げたいんですがウルベルト様がご不在なのでアインズ様がお義父様代わりになっていただけませんかー!?」

いきなり執務室に突撃かましてきた。顔を真っ赤に蒸気すら噴き出して。両手で顔面覆って隠したまま悶絶しているデミウルゴスを姫抱っこするナマエ。アインズは兼ねてよりナマエを守護者として引き入れたかったのでこの時ばかりは(珍しく)即決し サムズアップで力強く返答

OKオーケー!」

瞬く間に式の準備を閃光の速さで以て。ナマエがタキシードを着こなし。ウェディング花嫁衣裳に身をつつみアインズのエスコートでヴァージンロードを歩むデミウルゴス。めでたく夫婦となった御二人に全守護者がフラワーシャワーで祝福の嵐が吹き荒れる。

普通は男女逆であるがこの際問題なし。

HAPPY END!!!


↑こういうルートがあってもいい。


式場はすでに玉座の間にて




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