あーあ、退屈だなぁ。 今日は2人とも戦に出ちゃったし。 明日には帰ってくるみたいだけど、2人とも居ないと…正直寂しい。 家じゃこんな事当たり前だったのに。 2人に出会ってから、甘えすぎてたのかな。 前じゃ、甘える相手がいなかった。 おばあちゃんに引き取られても、仕事仕事で大忙しだった。 だから、こんなに人と一緒なんてまず無かった。 だからここに来て、二人に出会って。 一人で居ると時、人と一緒に居る時間がとても恋しく思う。 誰かと一緒にいたいと思う。 だから今、私の中から、"帰りたくない"という感情が湧き上ってくるんだ。 ――それと同時に、別の感情が芽生えてきているのも確か。 「…佐助、無事に、帰ってきて。」 そこでふと頭にこの前の夢のことが過ぎった。 3日後がタイムリミットだった…ってことは、明日が期限。 もしも、考えている事が本当なら…明日私はもとの世界に帰れるかもしれない。 それはそれで、良い事だと思う。 でも、新たな感情が芽生えてきてる中、素直に喜ぶ事が出来ない。 、どうしたら。 帰るならいっその事、皆が居ない今日が良かった。 だって、みんなの顔見ちゃったら帰れなくなっちゃうから。 …得に、佐助。 私に芽生えた感情は佐助に向けられた物。 忍に感情は必要ないっていってたから、この事どう思うかは解らないけど。 …好き、だなんてね。別れが辛くなるだけなのにね。 帰るとき、この気持ちを置いていきたい。 佐助には邪魔、重荷なるかもしれないけど、この気持ちを背負ったまま帰ることなんて、私には出来ない。 それにはまず、私が帰るまでに皆に帰って来て貰わなくちゃ。 勿論、怪我なんてせずに…ね。 刻々と過ぎていく時間の中、私は皆の帰りを待つことにした。 無事に帰って来れますように、と祈りながら。 伝えたい、思い。 (6日目:タイムリミットは…明日) 100405 …………………… ※次から話し方、書き方が少し変わります、すいません。 あまりにも更新の時間が開きすぎたため、展開など酷いかもしれません。 申し訳ないです。 - 7 - |