服を全て剥ぎ取られ、膝の上に座らされたまま、後ろから臀部を滑って手がそこを濡らしていく。
ぐちゃぐちゃと音をわざと立てているのだろう、そんなの聞きたくないのに耳は塞げず、彼の肩に置いた指先が震えた。

「ふっゃ、あ!も、やだぁ…っ!」
「どの口が言ってる、こんな濡らしやがって」
「だっ、て、ルッチが…ひぁッだ、め、そこ、あ、ぁ!」
「ソファーも床も、どうするつもりだ?」

耳元で執拗に繰り返される嫌味も、指を締め付ける他なくて、彼の指と掌を伝ってソファーや床に染みを作っていった。

「や…っぁ、も、いれ、て…っ」
「あぁ?」
「ッ、いれ、なさいよ、ばかぁ…っ!」
「……は、生意気だな」

誰が、あんたの望み通りの言葉を言ってやるもんですか。
早くしなさいよ、あんただって限界な癖に。

わざと自分の下腹部を彼のを擦り付けるように腰を揺らして、それが丁度彼の履くズボンの布と擦れ合って気持ちいいところが当たるものだから、声が大きくなってしまうのも仕方ない。

「あっ、あぁんっ!はやく、ルッチ、」
「…淫乱」
「だれが、したのよ…っは、ぅ、あ!」

ベルトを外した彼が、ファスナーを下ろし、反り立ったそれを下腹部に押し当てる。
それから腰を抱えられ、最初はゆっくりと入り口に先端を入れ、すぐに奥まで、私を落とした。

「ひっ、ぁ、ああッ!」
「っく…ッ」
「ぁっ、あ、きゅ、に…っ」

びくびくと中が勝手に締め付ける。
ああもう、最悪。翻弄してやろうと思ってたのに、どうせされるがままになってしまう。

まだ止まらない痙攣の中、彼はお構い無しに腰を動かしはじめた。

「っば、か、まだ、ぁ、あッ!いって、ぁ、んあっ!」
「イイんだろ」
「よく、な…ッ、あ、ぅ!」

否定しても、何度も何度も奥を突き上げられれば、そんなことどうでも良くなってきてしまった。
彼の肩に置いた手を首裏まで回し、わざと彼の耳元で声を上げる。
そうするとびくりと中のものが大きくなったのがわかって、小気味が良い。

「……っは」

…なんて思ってたら彼が鼻で笑った。
嫌な予感しかしない。

「っ、」
「ひっ!ぁ、や、ルッチ、やだ、やめて…っ!」
「……ん、…」
「やだ、や、…っひぁ、あ!ぅあ、やッ!」

腰をがっちりとホールド。
それから更に頭も抑えて。
耳の、中、に。舌を。

直に、直接、耳の内部に舌を抜き差しされ、身体が崩れそうになった。
舌が抜かれたと思ったら、ピアスホールの付近や、耳の裏側まで舐められ、もうなんていうか、死にたくなるくらい恥ずかしかった。

しかもその間突き上げは変わらず器用に行うので、何度イったか、途中で数えるのは放棄した。

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