「あっ、ぁ、あああ…ッ!」
「…っ」

身体が浮き、声を上げる。
びくりびくりと中が蠢いて、その度に彼から吐き出された液体が奥まで入り込んでいくような気がした。

「ろー、……」
「…物欲しそうな目ェしやがって」

荒い吐息が交わされ、キスを強請るとその通りにしてくれる。
彼の肩に腕を回し舌を絡ませながら、彼の萎えたそれを咥えたままゆっくりと腰を揺らすと、段々と硬度を取り戻していった。

「んッ、…ぁ、あ、」

イったばかりの身体でそうするのは少し辛いけど、でも、彼が満足してくれるなら。
いつもより彼を喜ばせたいのかそれとも私がそうなりたいだけなのか、ただどっちにしろ、溶け出す頭にはどれも同じことのように思えた。

腰を一度ぐっと深く抱き込まれ、その拍子に中がきゅんときつく締まる。
彼は同時に眉を潜めたまま、私を抱き上げ、膝の上に乗せるように座り込んだ。

「あ、や…ッふかい、っ…ん、あ、」
「泣く程、イイ癖に、」
「ん…っきも、ち、い…!」

深く埋まって、彼が身体を揺すぶる度に、結合部からは厭らしい水音が鳴って。
もう既に何度か達した身体には快感しか生まれなくて、ひたすら、奥を突き上げられ衝動に喘ぐ。

「ふぁっ、あ、や、も、またイっちゃ、う…ッ」
「まだ、イくなよ…っ」
「や、だって、そんな…ッあっひ、ぅ、あ!」
「っ、は、」

ローの膝の上に座っていても、私は彼の目線より高くなることは出来ない。
ローは背中を猫背に折り曲げて、私の唇を食べるように口に含む。

身体を彼に押し付け、縋って、快楽を享受する。
このまま、このままずっと、こうしていられたらいいのに。

溶けて、溶けて。
お願い、このままずっと、幸せなままで。


融解days


(……ろー)
(あ?)
(おめでと、)
(………)
(え、…あの、ローさん、今日はもう、さすがに、)
(一日付き合ってくれんだろ?)
(う、うううう)
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2013.10.06 ロー誕

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