‥数週間後。
つい先日にリーシャとお茶の約束ができ、今日は彼女の家でのんびりティー・タイムと洒落込むこととなった。

今回のお茶は、蜂蜜の甘い香りが漂うハニー・ティー。
カップを傾けながら、目の前のリーシャに問いかける。
もちろん、前回お茶したときに話題にしていた“あの話”の事。

「‥で、ゴーシュさんは結局どうだったの?」

「何が?」

「胸の話よ。
 ゴーシュさんに聞いたんでしょう?
 なんて言ってたの?」

聞いてみる、って言ってたものね。
相手はゴーシュさんだもの。
きっと、好みをしっかり伝えてくれるはず。
ジギーと違って‥ね。ふふっ。


「‥大きさより感度だって言ってた。
 私の胸は感度がいいんだって」


やっぱり、思った通り‥ね♪
少しだけ赤くなりながら話すリーシャ。
うふふ♪ リーシャ、可愛い♪

「ほら、やっぱり♪
 ゴーシュさん好みでよかったじゃない。
 大きさが全てじゃないのよ」

くすくす笑いながら答えると、リーシャから逆突っ込みが入った。

「そういうリリィはどうなの?
 ジギーはどっちが好みだった?」

「ジギー?」


  『 大きい方がいい 』


「‥秘密よ♪
 リーシャに言うと、全部ゴーシュさんに筒抜けなんだもん」


  『 ‥リリィが、大きいから 』


「ええー!?
 ちょっと、教えてくれたっていいじゃない!」

「だから、秘密だってばっ。」


  『 リリィが小さければ、
    小さい方がいい。

    ‥‥駄目か‥? 』


「私とジギーだけの、ひ・み・つ・♪」


‥―彼の答えは、私への“愛してる”の言葉 だったから―‥


*****☆*****☆*****

乙女の憂鬱、リリィSide。
ジギーといちゃいちゃしすぎです(をぃ
長い。甘い。濃い。
コラボでも見事にテイストが変わりませんね(滝水)

ウチのジギーさんは超不器用ちん。
ストレートに言葉にはしない(できない)くせして、顔や態度や会話の端々から本音・本心を無意識にぽろぽろぽろぽろ。
‥どんだけ袋ほころびてるんだ(爆w

直に言葉にしてくれるゴーシュさんや、歯の浮くセリフ満載の館長も素敵だけど‥
やっぱり私は不器用なジギーさんを愛してる。

Tue.15.Feb.2011
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