※リクエスト作品(どえす柳生×どえす仁王の続編、暴力エロ注意)


















噛みきってやる。

本気でそうするつもりだった。

「あ、…ぁ、」
「いい様ですね」

頭がくらくらする、いや、ぐわんぐわんする。
脳みそが全部揺れてるみたいだ、いや、揺らされているんだが。

罵られて罵って、キスされたから噛み付いた。
うっすら血が滲んだ唇を笑えば、このザマだ。
最初の張り手なんて甘いもんじゃった。
親は医者かなんかだったか?そんな息子がしていいもんかね、とんできた野球ボールを頭で受けたような、ようは脳震盪でも起こしているようなくらいには殴られた。
ぐらぐらする頭で顔に跨がる柳生を睨み上げる。

「止めてください、その顔は」

そういう柳生は至極楽しそうだった、ゲスが。
夢だか現実だか分からなくなってからは、全く体の力が入らなかった。
それをいいコトに締まらない両唇のスキマから引っ張りだした俺の舌に必死で己の欲望を擦り付けている。
たらたらと舌に落ちる精液が不快だ。
不安定な頭でも、この後どうしてくれようかという思案くらいはできる。
舌を捕まえていた指が離れて、今度こそ唇に柳生のモノが充てられた。

噛みついてやる、噛みちぎってやる。
泣きわめいた柳生を殴り付けてぐちゃぐちゃに犯してやる。
無様にもがくがくと腰を揺らしている間に体力も感覚もほんの少しだが回復した。
それだけあれば十分だ。噛みつくには充分だ。



ずるり、と意思のあるものが入り込んだのを感じて思いきり両の歯をたてた。
やってや、

「貴方の考えるコトくらい、分からないと思いましたか」

あぁ、血が出てますね。
噛み付いたそれは口の中からいなくなるどころか、さらにグッと深く刺さった。
普段触るコトもないような奥の方で、それは、柳生の指はばらばらと動いた。

「ぐちゃぐちゃになるのはどちらでしょうね」

吐きそうだ、血の味が気持ち悪い。















3周年フリリク、お待たせいたしました…!

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