※まさはるくん(猫幼児化)シリーズ







最近学内に猫が入り込んでいるらしい。

「にゃ〜、今日も逃げられちゃったよ!」

菊丸先輩、

「最近暑くなってきたから水分もとらせてやらないとな」

大石先輩、

「学内に猫なんて珍しいよね」

不二先輩、

「だーっ!また逃げられちまったぜ!」

桃城、

これだけテニス部の部員が見ているってコトは近くにいるんだろう。
いるんだろう。






「…」

いた。

銀色の耳と尻尾。
俺に気づいたらしくじっとりとこちらを睨んでいる。

「…にゃ、」

声をかけてみる。
しゃがんでなるべく目線を合わせて…。
今にも逃げ出しそうだからそれ以上近づくのをやめた。

「にゃぁ、にゃにゃにゃー…」

その二。ひたすら声をかけてみる。
ついでに手招きしてみる。

釣れなかった。




仕方ない、少しこの場を離れて食べ物でも。と立ち上がってもう一度猫をみる。



「スイマセンッシタッ」



あまりの「誰の許可取ってここにいんの」の目にやられて思わず謝った。
















猫好きなのに猫に好かれない海堂。と、実体験・猫に謝る。


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