※まさはるくんシリーズ







はっ、


「…」

「…」

「…」

「…にゃあ、」


誰じゃこいつはー!
お昼寝から目がさめたら、目の前に知らないやつがいた。
にゃあって言われた。
俺、にゃあなんて言わない、ぷりっ。
じーっと見られるのはなんだかキライじゃ。


「なんじゃあ…、見なさんな」

「…」

「ぴよーっ!なんか、いいんしゃい!」


じーっとまた見つめられる。
俺はなんも持ってなか。
朝ごはんも食べたし、さっきお昼ごはんだって食べたばっかりじゃ。
おやつのお魚が、


「あっ!」


もしやこいつ…、


「お魚は、お魚は俺のじゃよ!」

「…別にいらない」


なっ!お魚目当てだと思ったのに!
じゃあなんでそんなに俺を見るんじゃ。
せっかくお昼寝しとったのに!

ひょこ、


「あ!」


ひょこひょこ、ふわふわ、
目の前のやつの手の先でふわふわが動いた。
気持ちよさそう!


「あ、おっ!」


ひょこ、ふわふわ、ひょこひょこ、


「う、うぅっ!」


ひょこ、ふわふわ、


「遊ぶか?」

「ぷぴーな!」


ふわふわに飛びついた。



(「カズヤ、機嫌いいね」「そんなコトないです」「オニーサン!また遊ぶぜよー!」「機嫌いいね」「…はい」)












まさはるくんがどんどん幼児退行していくのが不安で不安で仕方ありません。


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