※微えろ



別に参加してなかったはずの合宿に連れてこられて、
何故か負け組に入れられて、
災難続きやん厄年か、とか溜め息を付いたら神様も哀れに思ってくれたらしい。
支給されたTシャツを着替える為に、小屋なう。


「あー…、四天のー…、」


ざ、ざい…ざいぜん。
うろ覚え丸出しの仁王さんが目の前にやってきた。
実は全国大会から目ぇつけてたんや。
金色先輩やないけど、ロックオンってヤツ。
一足遅れてきたのが幸いした。やりぃ。

Tシャツを脱ぎ始めた仁王さんの真っ白な背中を見つめた。
やっぱり思った通りに綺麗。
あー触りたい触りたい。
きっとすべすべしてるに違いない。
触ったらあかんかな。
いや、ここは、


「はっ?!おまっ、」

「据え膳食わねばなんたらッスわ」


イタダキマス。
綺麗に締まった腹に腰を下ろした。



首に掛かったTシャツも剥ぐ。
思った通り。肌すべすべ。
指の腹を触れるか触れないかぐらいで滑らせる。くすぐったいのか身を捩るから無理矢理にこっちを向かせた。
あ、いい顔。たまらん。


「ざ、ざいぜん!やめん、しゃいっ!」


背中の方で自由な足がばたばた暴れるのを感じる。


「もっと食った方がえぇですよ。そうじゃないと、」


筋ばった首を一舐め。


「ひ、あっ」

「こーいう後 輩に負けちゃいますヨ」


徐々に溜まっていく涙を親指で拭った。









続きそう。


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