※柳生×仁王の続き、下品
おっぱいおっぱい、なんて考え続けて1週間が経った。
ぼんやりしながら風呂場に向かった時に目に入った姉貴のおっぱい。
あー、ああいうんがあればいいんかのぅ。
ぱふぱふ、うーん。
思いっきり顔面直撃したTシャツ類をまとめながら足りないものに手を伸ばした。
帰り道に寄ったドンキ。
またぼんやりしてたからか、気づかぬ間に女性服売り場に入っていた。
やっちまった。
ピンクや紫や、似非制服やパジャマ。
そういえば、幸村がハート模様のパジャマ着てたっけか。
もしかしてドンキ?ぷーくすくす。
1人笑い疲れて振り向くと、
「あ、」
お宝を見つけてみろ!と隙間なくかけられたブラジャー。
もしかして、女だからおっぱいがあるんじゃなくて、ブラをするからおっぱいができるんじゃないだろうか。
思わず1つ引っ付かんでレジに持っていった。
バイトのお兄さんのあのなんとも言えない顔が忘れられません。ぷりっ。
柳生が遊びにきた。
テスト休みに最後の勉強会。
飲み物を取りに行くついでにこの間買ったブラを着けてみた。
姉貴の部屋に散乱していたパッドなるものを詰め込めば、完成。
さすがにたぷんたぷんはしないけれど。
今度はジェルみたいなものを仕込んでみよう。
「やーぎゅ、」
飲み物のトレーを机に置いて、参考書を出そうとしていた柳生の手を取った。
「ほれ、おっぱい」
むぎゅう、と押し付ければ、もう片手で掴んでいたらしい教科書が落ちる。
さすがにぱふぱふはできんのぅ、そう言えば、いい加減にしたまえ、と怒られた。