※エロ


潰れた四つん這い、まるで動物の交尾みたい、だ。
綺麗にベッドメイクされていたはずのシーツはぐちゃぐちゃ。
そうしたのは俺だけど。
シーツを握りしめた手、

「に、おう…!」

上から真田が強く強く握っている。
ガツガツと腰を振られれば、なすがままに体は前後前後。
揺すられるがままに喘いだ。
水溜まりみたいな白いそれの上でまた吐き出された欲を感じた。
嗚呼嗚呼、掻き出さなきゃ。
遡る、死ぬしかない魚たちを愛おしむ。
腹が痛く、なるの嫌。
だけど、

「好き、だ…仁王」

真田がくれたもんを捨てるのも嫌。
ゆるゆるとまた動き始めた腰に悲鳴を上げた。
嗚呼嗚呼、俺が女の子だったら。
真田が背中に張り付いて、好きって言った分だけ、形が産まれただろうに。
きつくきつく俺の手を包み込む骨ばった手になんとかキスをした。

「俺が女の子だったら、」

愛って怖い。





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