※まさはるくんシリーズ


ちいはでかい。
「お前さんはでっかいのぅ」
「ん?俺?」
服も、ズボンも、靴もでっかい。踏まれたら痛そうじゃ。やぎゅーよりもでかいから、おしゃべりする時は大変。首が痛いんじゃ。
「ちい、でかすぎじゃ!」
「なんね、まさにゃんこはワガママたい」
あんまりにも上を見上げすぎて首が疲れた。ほれ、だっこしんしゃいよ。ひょい、と持ち上げられれば、やぎゅーの時とは違う。眺めがいい。
「おぉ、ここも高いのぅ」
ちいが頭を撫でるから、ぐーっと目を細めた。また、ひょい、と持ち上がる体。
「ち、ちい?!…おぉお!」
「ほぉら、まさにゃんこも俺とおんなじ高さばい!」
ちいのフードにすっぽり収まった。ちいはフードもでかいんじゃ!さっきよりも高い視線。なぁるほど、これがちいからみた世界!どしんどしんと歩けば気持ちがいいのぅ!目の前に扉があるのに気がつかなかった。
(がんっ!「…うわぁああああん!」)


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