※まさはるくんシリーズ



目の前にでっかい肉があって、俺以外だぁれもいないから、大きく口を開けた、

「ん、んんーっ」

なぁんてすてきな夢を見た。
でかかったのぅ、おいしそうじゃったのぅ。
じゅるり、
そうだ、やぎゅーに言えばいいじゃないか!
ぱちり、と目を開け、た

「ぴ、よぉおおおお?!」

黒いもっさもさが俺をみていた。
な、なななんじゃ!

「にゃんこ、やっと起きたとね〜」

にへら、と笑ったもさもさ。
やぎーとも俺ともちがう喋り方。
…さてはコイツ、

「宇宙人、じゃな…っ?!」
「むぞらしか〜!」

ほらそうじゃっ!
なんていったか分からんが、にこにこしてるってコトはそうに決まっとる。
早くやぎゅーにいわねば!
やぎゅーの家に向かってダッシュ。

「にゃんこ、逃げんと遊ぼ?」
「ぷりぃいいいいい!」

しようとした。
捕まえられた!離せはなせぇえ!
もさもさはにこにこと俺を見た。
分かったなり、コイツ俺を実験台にするつもりじゃな?!
宇宙人恐るべし。

「おまえっ、おまえ、なにもんじゃっ!」
「俺?千歳千里ばい」
「…ち、ちぃー…?」

聞いたコトがない名前。
さすが宇宙人。
首を傾げた時に向こうからやぎゅーの声がした。

「にゃんこの名前も知りたか」
「お、俺は、におうまさはるじゃっ」
「まさにゃんこ!」
「にゃんこ言うな!」

かじりっ、
軽く本当に軽くじゃ、噛みつけばそっと地面におろしてくれた。
宇宙人ちいから逃げ出して、やぎゅーのところへダッシュした。

(「また会ったとね!まさにゃんこ」「宇宙人ちいじゃ…っ!」「千歳くん、あなた一体何をしたのですか…」)


ちいとの出逢い。




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