今日、席替えががあった。俺は出入り口側から一個隣の一番後ろの席。なかなかいい席だと思っている。そんで、一番後ろの一番端っこの特等席は、誰も座っていない。入学式から一度も顔を出していない女の子の席になった。たまたま最後まで残ってたから、女の子の席はそこになったわけだ。多分これからもその子が学校に来て、その席に座って授業を受けることはないだろう、うん。俺は一人ぼっちで日直して、一人ぼっちで黒板消して、一人ぼっちで日誌書いて。うわーなんかやだそれ。やだけどしょうがない。なってしまったものはしょうがない。頬杖ついて、空席になったままの隣の席を見て、ふうと溜息をついた。





20130826
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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