扇を持つ娘
あとがき
 


平安ソロ、三回目ですね。

みなさんこんにちは、夕嵐です。
ここ最近小説らしい小説を書いていなかったのでこれでいいのかさっぱり疑問ですが、いかがでしたでしょう?

今回はグリム童話がテーマとして掲げられまして、つまりはグリム童話のような物語が平安時代で起こったらと勝手にIFとして考えていました。

というわけで選んだのは「がちょう番の娘」。
この話地味に好きなんです、面白い。

グリムのほうでは姫が侍女に無理矢理立場を入れ替えられて嫁いで、魔法の馬であるファラダがどうのこうのという話だったんですが。

魔法やらなんやらは平安には無理だろと思いまして。
色々勝手に変えてしまいました。元のお話の原型が残っているかは謎です。すみません。

ファラダがどうも苦戦した。馬よりもこの時代は牛だし、しかも首切るの?血の穢れがってならない?ともう悩みました。
悩んで悩んで、いずれ吹っ切ってファラダを檜扇にしてしまったのです。(正体がわかるきっかけという点では同じだしいいかなって……)

なかなか難しかったですが楽しかったのも事実。
毎回毎回素敵なお話がたくさん並ぶんですよ、この企画。すごくないですか?

そしてその中にまたも仲間入りをさせていただいたこと、大変嬉しく思います。みなさまありがとうございます。

前回はとてもとてもお前それは無効だろうというほどに遅れてしまったので二の舞にならないように頑張りました。……こんな文章でも頑張ったほうです。

ついつい長くなってしまいました。
さて、ここまで読んでくださったみなさま、お付き合いいただきありがとうございました。
まだまだ山のように素晴らしい作品がたくさんあるので、今だけだと言わずに明日も明後日も半年後も一年後もご愛読いただければ嬉しいです。

またみなさまにお会いできることを祈って。
それでは。

9月某日 夕嵐



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