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るうと様リクエスト、『「腐男子だって恋をする」の2人のえっちシーンを!』です。本当はこのシリーズメイン2組、四天王寺と晴彦の濡場もできれば…とのご要望だったのですが、その2人のものも入れるととんでもないページ数になりそうでしたので申し訳ございませんが今回は高見沢と千里のカップルのみとさせていただきました。
950万ヒットキリリクです。大変お待たせいたしました!
お楽しみいただければ幸いです。
※18禁です。未成年、苦手な方はご遠慮ください。
頑張ります!
ではどうぞ♪
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「ちーちゃあああん!」
「うわっ!」
どどど、と思いきり駆け寄る足音が聞こえて振り返れば、一瞬にして目の前まで詰めてきた男はそのまま飛び付いてきた。コアラのように抱きつかれ、思わずしっかりと受け止めたはいいものの、もやしっ子な俺はよろよろとたたらを踏んでその場でぺたんと座り込んでしまった。
「うっ…」
「!ちーちゃん、だいじょぶ!?」
「そう思うなら飛び付いてくるな…あと、ちーちゃんやめれ」
女の子のようにかわいらしい顔をしたこいつ…羽曳野悠斗は、こてん、と首を倒して心配そうに眉を下げた。あざといぞ腹ぐろめ。
「はっ!ち、ちーちゃん、辛そうにしてるのって、まさか昨日の夜お楽しみだったから…?」
「…!」
上手くごまかせばいいのに、図星を刺されてぼんっと一瞬にして顔が赤くなる。それを見て羽曳野がキラキラと大きな目を輝かせてずいずいと迫ってきた。
ヤバイ、ヤバすぎる!
「ちーちゃん!ちょっと、どんなプレイしたの!?1からkwsk」
「言うかバカ!」
鼻息荒く目を血走らせて迫る羽曳野の顔に頭突きをかまして、鼻を押さえてうめく奴をほったらかしにしてダッシュで逃げた。
そうなのだ。羽曳野は、俺と同じ腐男子だ。俺が高見沢…今の彼氏と付き合うきっかけになったのは、転校してきたこいつが高見沢を落とそうとしたことで、その時は羽曳野からものすごく敵対視されていた。だけど、波乱を越えたいまではすっかり心を入れ換えたとかなんとかで、なにがどうしてそうなったのか羽曳野は俺の事をえらく気に入りしょっちゅうちょっかいを掛けに来る。
互いに趣味が一緒なので、腐男子トークで盛り上がれるのは素直に嬉しいのだが、その…なんだ。
あいつは、俺さえも萌えの対象にして時おりスイッチが入るとさっきのように俺と高見沢の情事を詳しく聞こうとしやがるのだ。
もちろん、断固として言わない。だけど、人のことだとぽんぽん言葉が出てくるのにいざ自分の事を言われると不器用な俺は上手くごまかしたりかわしたりできずに言葉に詰まってしまう。
それを見た羽曳野は、なにやら一人で萌え悶えるのだが俺のどこに萌え要素があるのかさっぱりわからん。
「う、いてて…」
…そして、さっき羽曳野が言ったことも、大当たり。その…なんだ。昨日は、高見沢に求められ過ぎて、腰が若干…
なのに飛び付かれて尻餅ついて挙げ句に走ったもんだから、結構ダメージくらってしまった。
「千里」
「!」
ぺたんと座り込んでいたら、先の廊下の角から元凶の高見沢が現れた。うう、わ、我が彼氏ながらキラキラと眩しいやつめ!
高見沢は、平凡な俺と違ってめちゃくちゃ美形で、ファンクラブなんかもある。そんな高見沢と俺が付き合うにあたって、まあ、多少のやっかみがないわけでもない。
でも、高見沢がいつも俺を庇ってくれるから、俺はそんなこと気にしないでいられるんだ。
それに、認めてくれる人たちだっているし。
「どうした?挫いたのか?バカだな」
「なっ…!ち、ちがうわい!これは高見沢がっ」
「…!…俺が?」
はっとして口を両手で押さえるも時すでに遅し、何が原因かすぐさま悟った高見沢はにやにやと口元にイヤらしい笑みを浮かべてしゃがみこんでいる俺の前に同じ様にしゃがんだ。
「そうだな、俺のせいだな。千里の細腰をがんがん突きまくった俺が悪い、うん」
「ばっ、ばかっ、おっきな声でっ」
「んむっ」
くそう、こないだ羞恥プレイしてるBL読んでたのがバレてるから、分が悪い!
高見沢は、俺が腐男子だって知ってるけど他の男を見て喜ぶのが気に入らないとかで俺が萌えたシチュエーションをそのままやってくるんだ!
おかげで今までどれだけ恥ずかしい思いを…
「積極的だな、千里」
「ひぃっ!」
高見沢の口を押さえていた手をぺろりと舐められて、上擦った声が出る。
一瞬にして引いた手を高見沢にがしりと掴まれ、はっとして高見沢を見れば…
あ、あれ?たかみん、なんすかその目。
「…千里は、どこもかしこも弱いな」
「ひっ!や、やめっ…」
手のひらを舌先でなぞり、指の股を舐められ、中指をぱくんとくわえられる。
「ンッ、ん…」
「ひっ、やめ、…っぁ、」
ちゅぷちゅぷと出し入れしてしゃぶられ、ぞわぞわと指先から背中に快感が走り、下腹辺りがきゅんとする。高見沢に舐められてる手はがくがくと震えて、無意識に出てしまう声を必死に喉奥で噛み殺した。
やーめろよおお!こんな、人がいないとはいえ学校の廊下で!
「…ったかみ、ざわぁ…っ」
「…っ!」
やめてほしくて懇願するために名前を呼べば、高見沢がなんだか切羽詰まったような顔をして俺の指を口から離した。
た、助かった…
と思ったのもつかの間、舐めていた手をぐっと引かれて、誰もいないトイレの個室に押し込まれる。
「た、高見沢っ?」
「…千里が悪い」
「なん…、ひっ!」
困惑して俺より高い位置にある顔を覗きこめば、ものすごい手際のよさでズボンと下着を一気にずらされ、しゃがみこんだ高見沢はあろうことか俺の息子をぱくんとくわえた。
「うああっ!なにっ、やっ、め、、っああ!」
「んむっ、フェラだけだからっ、なっ?ん、む…」
「ふああっ、やっ、やだぁ!あっ、はぁあ、んんっ!」
萎えていた俺の息子は高見沢からの激しい口淫に、あっという間に勃ちあがる。固く反り返ったおれ自身を口の中で感じたのか、高見沢が満足そうに目を細めたかと思うとさらに激しくしゃぶりだした。
引ける腰を逃がさないよう片腕を回して抱え込み、反対の手で様々な愛撫をかけてくる。玉を転がし、揉みしだき、口で亀頭だけをくわえて吸いながら舐めて、手で竿をしごく。
「ぁあっ、やっ、んっ、も、やだっ、アッ、アッ、だめっ、出るっ、出るからっ、あぁあっ!」
がくがくと崩れ落ちそうな膝と、きゅんきゅんびくびくと勝手に跳ねる俺の息子から、限界が近いのを悟った高見沢はトドメとばかりに喉奥まで一気にくわえ、思いきりバキュームをされて俺はあっけなく果ててしまった。
「うああ、あ、っ、あ…っ、やぁ、やら、ぁ!」
残さず吸い上げようとしているのか、イッてる最中にも口淫は止まらず、結局そのまま二回、三回と絶頂を迎えさせられ、解放された頃には俺の顔は涙でグシャグシャ、体は力が入らずがくんと膝から崩れ落ち、高見沢に抱えられてようやく立っているような状態だった。
「はぁ…っ、はぁ…」
「かわいい…千里。続きは夜にな」
「はっ…?」
まだこれ以上するつもりなのか、と文句を言いたかったけど、その時は疲れすぎてそれも言えず、結局夜に部屋に戻り宣言された通りまた散々に啼かされたのだった。
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