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快楽で朦朧としている榛原のズボンに手をかけ、下着ごとずらせばすっかり元気になった榛原の息子がぷるんと震えて顔を出した。

すでに溢れる先走り液でぬらぬらといやらしく光り、尿道口がくぱくぱとひくついている。
くっと軽く握りしめ、親指の腹を蛇口に当てて動かせば、ニチニチとイヤらしい音を立ててまたくぷりと液を溢れさせた。

「ひっ、ひぃっ!ぃ、あ、あぅっ、んンあっ、やっ、やあぁっ!」

足をばたつかせて、がくがくと体を震わせながら喉をそらしたり頭を振ったり。
先端を執拗に弄られて、刺すような刺激に涙を流しながら喘ぐ姿はその外見からは想像もつかないほどに淫らだ。

溢れた先走りを掬い、反対の手の指先をたっぷりと濡らしてから慎ましく閉じられた後ろの穴へと伸ばす。
入り口をくるくると撫でてやれば、ぴんと足を伸ばして腰を大きく上に引いた。

「やっ、ぁっ、」

足の間に割って入り、閉じられないようにしてからもう一度指先を後ろにつける。入り口をゆっくりと優しく幾度も撫でてやれば、腰がびくびくと跳ねて榛原の声がいっそう高いものになった。

「ん、ァっ、…っふぅ…!うァあっ、あー…っ」

執拗に繰り返される入り口のみへの愛撫に、固く閉じていた蕾はくぱくぱとひくつく。開いた瞬間を見計らって入り口を撫でていた指を一本挿入してやれば長く慣らされたせいかすんなりと飲み込んだ。

ゆっくりと、傷つけないように解していく。初めて受け入れるために押し返そうとやはり抵抗があるのを緩めるために先ほどと同じく榛原のペニスを握り今度は先ではなくペニス全体をゆるゆると撫で上げるように擦ってやった。

「は…っ、は、あ…っ、…ぁあ、や…っ!んあ、あ、あ…」

ペニスに刺激を与えればきゅっと指を締め付ける。まるでもっと奥へといざなうかのように締め上げるそこをゆっくりとかき回す。

「やあ…、も、や、だぁ、あ、ぁ、」

しばらくすれば慣れてきて違うものも感じ始めたのか、榛原のそこはすっかり俺の指を3本も銜え込むようになりペニスからはどくどくと絶え間なく先走りがこぼれ、真っ赤に腫れて今にも達しそうだった。
こんな状態がもう20分以上は続いているだろうか。本当は指を一本増やした辺りからすでに榛原は前と後ろに与えられる刺激で幾度も達しそうになっている。それを、寸でのところで止めて決定的な快感を与えないようにしていた。
本当は射精させてやりたかったが、感じておかしくなってしまいそうなほどまでに感度を上げてやった方が挿入の時の痛みは少ないんじゃないかと思ったからだ。
そのせいで榛原は完全に体の力が入らなくなり、弱々しく抵抗してぐずぐずと泣き続けている。『イかせて、イきたい』と泣いて懇願するのを却下してずっと絶頂寸前の快感を与え続けてきたのだ。

「ひ…っく、ぅ…っ、い、いいん、ちょ…っ、も、やだ…」
「ああ、栄太。すまないな…つらかったか?だがお前のためだ。でも、もうさすがに俺も我慢の限界だ」

お前の中でイかせてくれ、と抱きしめて懇願すれば榛原は震える手を必死に上に上げて、俺の首に抱き着いて頬にキスをした。

「いいん、ちょ…、すき…、…〜ーーっ、あ、あああ!」

耳元で榛原の震える声が聞こえた瞬間、ゆっくりだとか優しくだとか言う言葉なんて頭からすっ飛んで、尻たぶをがしりと両手でつかむと押し付けた自身を一気に押し込んでしまった。

「ひぃ…!やっ、あああ!」
「くっ…!あ、っ!」

ごり、と奥を亀頭でえぐると同時に榛原がひときわ甲高い悲鳴を上げて喉を思い切り反らした。ぎゅう、と伸ばした足の先が丸められ尻たぶがぎゅっとすぼむ。思い切り締め上げられて俺はなんと挿入しただけであっという間に達してしまった。

「は…っ、は、あ…、え、いた…っ、すまない…っ」
「ひ、ん、っ、んうぅ…!」
「…、っ!栄太…!」

射精の快感に目を閉じて耐えてから、少し落ち着いて謝罪の為に榛原を見れば、真っ赤な顔をして涙を流しびくびくと震えていた。辛いのか、とふと下の方を見て、榛原の胸のあたりまで濡らしている白濁に目を見開く。
そこには、どくどくと先から白濁を流している榛原のペニスがあり、挿入と同時に榛原もまた達していたのだと理解すれば萎えようとしていた自分自身が再びぐんと質量が増すのが分かった。

「や、また、おっきく…!」
「っ、ああ、榛原がかわいすぎて…榛原が愛しすぎて、止まらないんだ…」
「ふ、あ、あっ」
「すまない、動く…!」
「やっ、あっ、まっ…!ん、…っ、ぅあ、あ…!」

榛原の了承を得るよりも先に、達したばかりで息も整わない榛原の中で律動を始める。ごり、ごり、と先ほどの挿入時に感じた中のしこりめがけてそこばかりを突いてやれば榛原は泣きながら頭を振って喘いだ。

「やあ、イって…!あっ、あん、おね、が…っ、やだぁ…!っ、おか、し、…っな、る…!あっ、あっ、あああ!それっ、だめっ、だ、め…っ!ぁ、ああーっ!」

亀頭を前立腺に押し付けて、小刻みに揺すれば榛原はあっという間に二度目の白濁を吐き出した。俺も二度目を同時に吐き出していたが全く息子は衰える様子もなく、絶頂冷めやらぬ中再び榛原を突き上げる。

ひっきりなしに襲う快楽から何とか逃れようと上にずり上がるのを逃すものかと腰をがしりと掴んで奥をえぐり続ける。榛原の口からは絶え間なく甘い啼き声がもれ、まるで媚薬のように俺の耳を犯した。

「ひう…!」

入れっぱなしだったペニスを一度引き抜き、ベッドのふちに腰掛ける。力なく四肢を投げ出して倒れる榛原を起こし、自分の上に後ろ向きに抱きかかえると背面座位のまま榛原を自分の上に落とした。

「あ―――…!」

ずぷん、と全てが榛原の体重で埋め込まれ、先ほどよりも深い挿入に榛原がのけぞる。肉棒全体を包み込む榛原の肉を味わうかのようにゆっくりと腰を回せば下肢に溶けそうなほどの快楽が走った。

「はあ…っ、栄太…、前、見てみろ…」
「ぁ…?…っ、…!!」

のけぞって上を向いた顎をぐっともち、そのまま前を向かせる。一瞬何事かというような声を出した榛原は、その先にいるものにひゅっと息をのんだ。

「べあくんに、見せてやろうな…?」
「ゃ、やだ、いいんちょ、やだやだ…っ、あ、ああああ!」

羞恥に真っ赤に顔を染めて首を振る榛原を、思い切り突き上げる。

「やあ…!やだぁ、みな…、でっ、あ、んっ、いやあっ!やー…!」
「栄太…、栄太…っ、やきもち焼いて、ごめんな…?もう、言わないから…っ、その代わり、べあくんに、俺たちが愛し合ってるとこ、見てもらおうな…っ?」
「や、委員長っ、やだ…っ!」

ベア君を意識させたまま容赦なく責め立てれば、榛原は達しないように必死に力を入れて我慢しているようだった。それを陥落させるために、突き上げると同時にぷるぷると揺れるペニスを後ろから手を回して掴んでやる。反対の手は乳首に当ててきゅっとつまみ、ペニスも思い切りぐちゅぐちゅと擦ってやる。

「あ、あんっ、べあくん、見て…っ!あァん、あっ、見せな、で…っ、やだ、やあ…っ、ひぅ、…ッァ、あ…―――――ッ…」

3点から与えられる快楽に耐えきれるはずもなく榛原は呆気なく絶頂を迎えた。

「栄太…好きだ。愛してる…」

激しい絶頂に震えて意識を失いかけている榛原をぎゅっと抱き込み、そのうなじにキスをする。
小さくか細い声で聞こえた『俺も』という返事に、改めて榛原に愛されているんだと実感して、目の前に座るべあくんにふと笑みが漏れた。

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