×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -




1

寝猫様リクエストの、「強面バンビの続編」です!
大変お待たせいたしました…!ほんとうにすみません(;_;)

久しぶりの二人、寝猫さまはこの二人がとてもお好きだそうで嬉しいです…^^♪
がんばります!ではどうぞ♪


※18禁表現を含みます。苦手な方はご注意ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あああ〜…つっかれたぁ〜…」

ぐでん、と両腕を伸ばして机に突っ伏す。ちょっと背中が軽く伸びただけでパキパキと音が鳴った。
無理もないか、かれこれ四時間は同じ姿勢でいたんだもんな。

「くっそ…何が悲しくてこんなに仕事せにゃならんのだ」

今日は12月27日。いわゆる年の瀬に近い、本来ならば学生である俺たちは楽しい冬休み真っ只中。なのに、俺、生徒会長の綾小路桂は一人生徒会室で冬休みに入ってからずっと仕事詰めなのである。
仕方ないといえば仕方ない。なんと、俺以外の役員メンツが皆インフルエンザにかかってしまったのだ。しかも、クリスマスの次の日に!

クリスマス、愛する小暮と幸せな一時を過ごした俺はそのまんま二人冬休み中愛欲の日々を送る気満々だった。

だが、年末年始に向けて片付けたはずの仕事全てがパーになったとの電話がその夜に入ったのだ。どういうことだ、と理由を聞くのは後にするとして、まずもう一度同じ仕事の段取りをつけようと副会長の山本に電話をかけた。

丸々やり直しなのは少々辛いが、俺と並び優秀な役員連中ならば一度した段取りならば二日で終わるだろう、と踏んでいた。

ところがどっこい、三人ともからまさかのインフルエンザ宣言。
四人でやる仕事を、ただ一人元気な俺だけでやらなければならなくなったのである。

いくら俺が優秀だからといって、四人で二日の仕事を一人でやるのでかかる時間は倍以上だ。

そんなこんなで、泣きわめく俺を
『ちゃんと待ってるから』
と抱きしめて慰めてくれた小暮。その膝に顔を埋めていたのをいいことに、正面の股間にいたずらを仕掛けて
『しばらく出来ないから』
と言いくるめてさんざん泣かせてすっきりした。

せめて正月くらいは二人で年越し、そして三が日まったりと!と朝早くから夜遅くまでフル稼働で頑張っているのである。

[ 120/215 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



top