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2

エドは俺のことが好きだから、俺ならば触れられるのは平気なのだと言う。だが、俺はそんなエドを目の当たりにして体を繋げたいとは言い出せなくなった。


今はいい。触れ合いとはいってもキスやハグ、しかも服を着ている。


だが、もし。万が一。
ことに及ぼうと全裸になり俺のすべてを見たとしたら。
欲望の塊の、勃起した俺のペニスを見たとしたら。


あの時の恐怖が蘇り、今度は俺にも触れることができなくなるんじゃないだろうか。


実は、エドとは一緒に風呂に入ったことがない。エドは俺の裸を見たことがないのだ。



エドを怖がらせたくはない。
エドを抱きたい。



毎日毎日、矛盾する二つの心に押しつぶされそうになりながら、俺ができる唯一のことは
『仕事をしてエドと一緒に眠らない』
ことだけだった。

ただ別々で寝ようともし話したら、エドはきっと自分は嫌われてしまったのだと勘違いをするだろう。
だが、仕事だと言えばそうは思わない。



「…ごめんな、エド」



今日もまた、ひとりで寂しそうにベッドに眠るエドの頭をそっと撫でた。

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