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7

「は…っ、も、…っや、あぁ、…っやだ、あ、あん、…っく、ひ、ひぃんン…っ!」

びくん、と体を仰け反らせ絶頂を迎える。先輩は俺の服を決して脱がそうとはせずに、しかも直接触らずに服の上から俺の体を弄り倒した。布を隔てたもどかしい刺激は俺にじれったくておかしくなりそうな快感を与える。これで二度目の絶頂で、俺の股間は二回分の精液でもうぐちゃぐちゃ。濡れて湿った感覚が、服を着たまま絶頂を迎えたことをリアルに伝え恥ずかしさのあまり涙がこぼれる。

「ふふ、おもらししたみたいになってるよ。どう?SMの超初級、着衣射精に拘束プレイ。恥ずかしい?」
「う…っ、は、ずかし…っ、も、やだぁ」

ぐずぐずと泣き始めた俺に軽く口づけをして、ぐちゃぐちゃになったズボンをずらす。ようやく下半身だけ服を脱がしてもらえたものの、靴下は履かされたまま、制服の上は前のボタンを全開にして肌蹴させられただけ。何だか全部来ていた時よりも恥ずかしいその格好に真っ赤になって体を捩ると無理やり引き寄せられて大きく開脚させられた。

「や…っ!」
「ふふ、かわいい、伸二。恥ずかしいこと好き?また勃ってるよ」
「う、うそ…」

そんなはずない、と視線をちらりと下半身に向けると俺のそこは先輩の言うとおり勃起しふるふると震えていた。白濁に濡れててらてらと光る卑猥なそれをじっと見つめられまた真っ赤になる。

「も、みない、で…」
「だぁめ。お仕置きだって言ったでしょ?これは視姦プレイ。伸二、見られて恥ずかしいのに感じてるの?先走りがどくって出て来たよ」
「ふぇ…」

恥ずかしい、恥ずかしい。
拘束されている両手で顔を隠すと、先輩が濡れたペニスにぬるりと手を這わせた。

「あ、やあ…!」

そして先走りを掬うと、中指をぬるりと一本俺のアナルに差し入れた。ゆっくりゆっくり、痛みを与えない様にヌクヌクと抜き差しをし、時折腸壁をぐるりとなぞられぞくぞくと背筋に快感が走る。

「ひ、ひぅ…、ん、ン…、っ、あ、あ、ぁあ…」

広げられた足がびくびくと跳ね、手錠がカチャカチャと鳴る。
先輩はひどく楽しそうに笑いながらアナルの指を一本増やして抜き差しを激しくし、さらにもう片方の手で俺のペニスを上下に扱いた。
性感帯を同時に責められ、俺は自由にならない手で頭上のシーツをかきむしる。

「いや、いや、…っ、あ、あん、あっ、…ひ、やだぁ、せん、…、せ、んぱ…っ、やああ、あ、ぁ…!」
「だめ」

もうイく、とその瞬間、先輩はぎゅ、と俺のペニスの根元を強く握った。出口を失った精液が、ぐるぐるとペニスの奥を逆流してかき回されるような、苦しい快楽が俺を苛む。
そして、中を弄っていた指がぬるりと抜かれると同時に、先輩の熱い塊がぐちゅりと差し込まれた。

「あああ――――――――!!」

イってしまいそうな快感。なのに、ペニスは強く握りしめられたまま。そのまま先輩はゆっくりと腰をスライドさせ、俺の中を犯し始めた。

「いや、いやあぁ、…イ、きた…っ、あっ、ぐ、っひ、ぅ、…ぇぐ…、…っきた、い、…よぉ…っ!あ、あん、ああんンっ!」
「まだだめ。これは、ね、焦らしプレイ…っ。ね、伸二…。…っはあ、きもち、い?イきたい?」

先輩の問いかけに、ぼろぼろと泣きながら何度も何度もこくこくと頷く。ぱん、ぱん、ぱん、と前立腺めがけ力強く腰を打ちつけられるのに、ペニスは解放してもらえず。俺はあまりの快感にがくがくと痙攣しっぱなしだ。

「じゃあ、命令して。『熱いのいっぱい中にぶちまけてイかせて』って」


それ、命令じゃないだろ!


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