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4

全裸になることを強要された僕は震える指でシャツのボタンを外し、ゆっくりと全てを脱いだ。
一糸纏わぬ姿になり、せめてと両手で股間を隠そうとしたけど和音様に両手を捕られ、まじまじと見られた。

恥ずかしくて、これから何をされるのかわからなくて怖くて震えながら涙を流す僕を和音様はベッドに押し倒した。

「逆らうな」

暴れて逃げようとした僕は、その和音様の一言でぴたりと一切の抵抗をやめてしまう。まるで魔法にでもかけられてしまったかのように、僕の体は和音様の言葉の言うとおりになってしまった。


ああ、きっと僕は和音様に犯されてしまうのだ。


そう確信していたのに、僕を待っていたのはそれよりもある意味とても屈辱的で悲しいことだった。
和音様は抵抗を止めた僕の足をゆっくりと開き、固く閉じた僕の後孔に何かトロリとしたものをかけたかと思うと少し細めのプラスチックの棒のようなものをゆっくりと差し込んだ。

「ひぃ…!」

初めて異物を受け入れさせられ、全身が嫌悪に小刻みに震える。

「動くなよ。暴れると傷が付く。」

先ほどと同じく、有無を言わせないその言葉は機械的で。
どうして、なんでと言いたいことはたくさんあるけれど聞けるはずもなく。僕は差し込まれた棒の違和感を必死に耐えていた。


少しなじんだ頃、和音様がかちりと棒についてあるスイッチを入れた。


「うあ…!」


一体どんな構造になっているのかわからないけれど、スイッチと同時に中の棒がぐにゃりと形を変えた。何だか少しずつ大きくなっているような気がする。

「やめ…!…っあ!」

今の僕の体の恐らく限界まで中を広げいっぱいになったその棒がとある一転に触れた時、びり、と電流が走ったような感覚に僕は思わず声をあげた。

なに、今の。

和音様は僕の反応を見て、もう一度かちりとスイッチを押すと中の棒が大きくなるのがぴたりと止まった。

「ひゃあう!」

そして、和音様はそのまま棒をずるりと抜いた。内側を擦られる刺激に、変な声が出てしまう。

「…勃ってるな。」
「あ、やぁ…!」

さっきの、たったあれだけのことで反応していた息子を和音様はぎゅっと握った。そのままぐちゅぐちゅと擦られ、ちかちかと瞼に星が飛ぶ。

「いやっ、いやあ…!」

和音様はなにも言わず、ただただ僕のペニスを擦る。恥ずかしい。気持ちいい。
僕は和音様の手に、あっという間に白濁をどろりと吐き出した。

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