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静夜様リクエストで『美形(←超金持ち)×平凡で甘々夫婦設定』です。
静夜様は三度目のキリ番ご申告、ありがとうございます(#^.^#)


頑張ります!
ではどうぞ♪
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とんとんとん、と軽快な包丁の音がキッチンから響く。コンロには鍋がぐつぐつとおいしそうに煮えており、オーブンからは鳥の焼けるいい匂いが漂う。

食事の用意をしていた少年は、テーブルをセッティングしてできあがった料理を並べた。


「よし、完璧。あとは…」


ピンポーン


部屋に鳴り響いたインターホンの音に、びくりと体を竦ませる。映し出された人物を確認して、少年は顔を真っ赤にしてもじもじとエプロンの裾を握りしめた。
どうしよう。早く玄関までお出迎えをしなくちゃ。でも、でも…

少年が迷っている間に、二回ほどまたインターホンが鳴らされる。決心をして玄関に向かい、鍵を開けようとしたその時。待ちきれなかったのかインターホンを鳴らしていた人物がガチャリと鍵を開けて玄関の扉を開けた。

目の前で突如開かれた扉から現れた人物とばっちりと目があい、少年は固まってしまった。

「…ただいま、恵人。だめじゃないか。旦那様のお迎えは?」

にこにこと笑いながら、玄関の扉を閉めて恵人と呼ばれた少年に近づく。

「ご、ごめんなさい。だって、だって…」

恵人は必死にエプロンの裾を握りしめ、真っ赤な顔でできる限り裾を下に伸ばしていた。

「ふふ、恥ずかしかったのかな?約束通りしてくれたんだね。かわいいよ、恵人。」
「っ、やん!」

嬉しそうに笑いながら恵人の腰を引き寄せ、丸見えのお尻をわしづかむ。
恵人はお尻を揉まれ、真っ赤になって震えた。


少年の名は浜崎恵人(はまざき けいと)、17歳。平凡な容姿で、至って普通の男子だ。
そして、恵人の尻を揉んでいるのは浜崎聖(はまざき せい)、24歳。すれ違うと誰でも振り返るであろう超絶な美貌を持ち、二人のすむマンションのオーナーでもある。聖は、一代で会社を興し莫大な資産を持ついわゆるセレブと呼ばれる部類に入る男だ。

二人は、恵人のバイト先で知り合った。聖の会社の近くのカフェでバイトをしていた恵人は、たまたまお茶をしに来た聖に一目ぼれをされて猛プッシュののち落とされた。
聖は恵人の両親にすぐさま挨拶をしに行き、土下座をして頼み込んで養子縁組という形で嫁にもらった。
多少強引な聖に呆れながらも、恵人は深く愛され幸せな新婚生活を過ごしていた。

そして、今日。

聖は新婚半年記念にと、お願いだから裸エプロンで出迎えてくれと会社に行く前に恵人にふりふりの白いエプロンを渡し、頼み込んだ。恵人は真っ赤になりながら小さく頷き、聖の要望通り裸エプロンで帰りを待っていたのだ。

「かわいい、恵人。かわいい…。嬉しいよ、ありがとう。ご飯もとてもおいしそうだ。でも、今は恵人を先に食べたい。」
「や、あ、ぁん、あ…。聖、聖…。」

恵人のペニスはすっかり勃ちあがり、白いエプロンの前を持ち上げて卑猥なシミを作っていた。

聖の愛撫にすっかりトロけた恵人は、聖に抱き上げられ寝室へ連れられた。

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