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150000ヒット、飴宮様リクエストの『強引美形×平凡(不細工寄り)』です!
ラブ米エロ有りです。苦手な方はご遠慮ください。
頑張ります!
ではどうぞ♪
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俺は大槻源三(おおつき げんぞう)。高校二年だ。至って普通の男子で、顔はちょっと平凡以下…。はなぺちゃで、少し出っ歯。でもでも、つぶらな瞳がかわいいってよく言われるんだぜ!
そんな俺もお年頃。運命の出会いをして、かわいい彼女ができたらなあ。愛をゆっくり育んで結婚。白い大きな家に大きな犬を飼って、週末はバーベキュー。
『愛してるよ』なんて囁きながらベッドに二人いつまでも…
妄想しながらにへにへ笑って街を歩いていたら周りが気持ち悪いものを見るかのような顔をしていた。
「うわっ!」
妄想にふけっていた俺は、目の前に立ちはだかる人に気付かずぶつかりそうになった。慌てて立ち止まる。
「すみませ…」
謝ろうと顔を上げて、絶句した。
な、なんだこの美形は!サラサラの金髪、抜けるような白い肌。大きなアーモンド型の目に、高い鼻。すらっとして背が高く、スタイルもいい。
緑の瞳が宝石のようだ…。
そこにいたのは、絵画から抜け出たような美しい男。外人だ…
その男は、俺の前に立ったままじっとこっちを見ている。
「あ、アイムソーリー。」
英語は全国共通!頭を下げて通り過ぎようとしたら、また俺の前に来る。なんなのこのひと。
右に行くと右に。左に行くと左。
右、左、右、左、右…
「ええい、うっとおしいわ!なんの用じゃ!」
延々と通せんぼをされて思わず怒鳴ってしまった。するとそいつは、がしりと俺の両手を握りしめた。
「I love you…」
「は?」
言われた意味が分からなくて目が点になる。俺が固まっている間にそいつは俺をひょいと俵だきにしてすたすたと歩き出した。
「ぎゃああ!なにすんだ!おーろーせー!」
気づいたときにはすでに遅し。俺はわけのわからないままそいつに拉致された。
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