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「く、はあ!…〜――――――ひ、ああああああ!!」
びゅ、びゅくびゅくびゅくっ!
長くせき止められていたため、射精が長く続く。
ぱん、ぱんぱんぱん!
「ひいっ、ひいぅ、、あああ!!っ、はひい、ひゃああああ!!」
今だ絶頂の最中、悠里は容赦なく廉を突き上げる。廉の射精は止まることなく、イキっぱなしの快楽拷問を味わう。
「レン、レン、…っ、廉…!もう、離さない…!離す、ものか…!」
「ひ、あ、あ、…っ、ゆ、り…、ユー、リ、、…っう、悠里…!あん、あん、
あ、は…!ん、あ、…っは、なさ、ないで…!も、はなれ、ないで…!」
気が狂うほどの快楽を与えられながらも、廉は必死に悠里に『離さないで』と訴える。
もう、二度と離すまい。離れまい。
二人は、一晩中狂ったようにお互いを求めあった。
翌日、突如転校した尚の行方を知る者は誰一人としておらず。尚の虜となり、悠里と廉の邪魔をしていた者たちも悠里からの警告を受け廉に謝罪をした。
「廉」
そして、いつものように悠里は廉の名を呼び、廉が傍らに来るのを待つ。柔らかな微笑みを浮かべ、廉は悠里の傍に立つ。
「俺の傍を離れるな。お前は、俺の為だけにこの世に生をなしたのだ。常に傍らにいろ。今度こそ、永遠に。」
悠里の言葉に、微笑みながら静かに頷く。あの時と同じ言葉を繰り返す。あの時と同じ、狂気にも似た愛情に廉は至福の喜びを感じた。
「…そばに、います。今度こそ。」
廉の言葉に、悠里は満足げに微笑み、その腰を抱いた。
数百年の時を超え、やっとひとつに。二人は悠久の思いを胸に、どちらからともなく寄り添った。
end
→あとがき
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