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7

どんどん!

「おい、悠里!来たぞ!早く開けろよ!」

尚が乱暴に悠里の部屋の扉を叩くと、がちゃりと部屋の扉が開いた。

「…ああ、よく来たな。待っていた。」

にこりと微笑む悠里に、尚がぽっと顔を染める。悠里に促され、部屋の中に入ると、尚はもじもじとしながら上目づかいで悠里を見上げた。


「な、なあ、部屋に呼ぶってことは、その…そういうことだよな?お、おれ、俺、悠里なら…」
「…そうか。じゃあ、寝室に行こうか。」


寝室。その言葉を聞いて、尚はますます顔を赤くした。ドキドキしながら、悠里に続き寝室へと向かう。悠里が寝室の扉を開け、尚は中へと一歩進んだところでびくりとその動きを止めた。


「あ―――――っ、、あ、あはぁ、…いや、やああ――――!!」


そこには、ベッドに四肢を紐でつながれペニスの根元を紐で戒められ、後孔にバイブを埋められて体を波打たせる廉がいた。

「なっ、な…!?」

尚は目の前に光景に信じられないというように目を見開き、悠里を振り返る。悠里はその美しい顔に、氷のような微笑を浮かべていた。そして、尚の両肩に後ろから手を置き、その耳元に唇を寄せる。

「…どうだ。かわいいだろう?俺の廉は。」

くつくつと笑い、すう、と尚の顎を撫でたかと思うと、がしりと掴んで自分の方にその顔を向けた。

「貴様には、とうてい及ぶはずもない。あの淫靡で、淫らで、愛らしい私のレンに。…貴様の敵う相手ではないのだ。貴様ごときが、なりかわろうとできるものではないのだ、ナオよ。」


悠里は尚の顎を離すと、ベッドに向かい廉の傍へ乗り上げる。

「ひゃああ、う!ああ、ぅああああ!!」

悠里は恍惚としながら、戒められている廉のペニスをにゅるにゅると上下に扱いた。廉はその刺激に腰をかくかくと動かし、いやいやと首を振る。

「二度はない。一度は周りに止められ、貴様を逃がしたが今度こそは逃がさん。二度と我らに前に姿を現せぬように、この国から出て行ってもらう。」
「やあああ、ああ――――!!」

廉のペニスを扱きながら、尚に向かって言い放つ。廉は四肢を痙攣させ、射精の伴わない絶頂を迎えた。

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