×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




6

廉は抵抗する間もなく、悠里に全ての衣服をはぎ取られ、両手足に紐をくくられ、大の字に四隅のベッドポールへとつながれた。悠里は震える廉にゆっくりと近づき、ねっとりと口づける。

「ん…!んふ、…う、んむぅ…」

舌を吸い、上あごを舐め、歯列をなぞる。悠里の舌に、廉はぞくぞくと快感に背筋をわななかせた。

「んう…!」

キスの最中、突然胸の飾りを摘まれて廉の体がびくりと跳ねる。悠里はそのまま、廉の乳首をこね回す。
親指で押し込み、ぐりぐりと押し付けた後指の腹で上下左右へとこねくり回す。ぷっくり立った乳首を今度は親指と中指で摘み、指の腹で潰すように揉む。

「あ、あん、あ…、あっ、あ…」

執拗に与えられる乳首への快感に、廉は胸をそらし腰を揺らめかせる。
悠里は乳首を弄ったまま、ゆっくりと顔を下へと移動させ、緩く勃ちあがった廉のペニスをおもむろに口に含んだ。

「いやあ!ああ、ああん!やめ…っ、あ、あは、あうぅん、ああっ、んんー!」

乳首をこねながら、ペニスを口に含み吸引しながら舌で敏感な亀頭を舐めまわす。

「あはあ、いやっ、いやあ!い…っ、く、ゆう、り、いく、う…!」

廉の腹筋が痙攣し、今にも絶頂を迎えるというその瞬間、悠里は全ての愛撫を止めた。

「は…、はぁ、ん、悠里…、なん、で…?」

寸止めをされ、廉は体をぶるぶると震わせながらぽろぽろと涙をこぼす。

「お仕置きだ、と言っただろう。先ほどの言葉を取り消せ。それまではイかせない」

狂気を孕む悠里の目に、恐怖を感じた。



「やあ―――――、あっ、あはあ、も、やめ…い、く、いく、いくうう…!」
「だめだ」

またしても、悠里は廉への愛撫をぴたりと止める。
あれから、悠里は宣言通り廉を絶対にイかせない。射精寸前まで追い込み、ぴたりと愛撫をやめ。廉が少し落ち着いたのを見計らい、また愛撫を再開させる。そしてまた、射精寸前で愛撫を止める。もう幾度寸止めを味わわされたかもわからない。廉は涙と涎でぐしゃぐしゃになり、焦点の合わない目で悠里に懇願した。

「ひい、いやあ…ご、めん、なさ…、ごめん、なさ…。も、いわな…っ、許して、ゆるしてえ…」

イきたい。イきたい。イきたい。

体はずっとがくがくと痙攣しっぱなし。無意識に腰をへこへこと上下に動かす。廉の頭の中はもう射精することだけしか考えられず、何度も何度も謝罪を繰り返した。

[ 314/459 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]


top