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その次の日。俺は草壁ちゃんの部屋を訪ねた。草壁ちゃんは初めは拒絶していたものの、俺の様子が違うことに気付いたらしくドアを開け中に入れてくれた。
「…上村先輩、どうかしたんですか…?」
俺は草壁ちゃんの問いかけに、嘲笑を返す。俺の笑いをを見た草壁ちゃんは完全に困惑しているようだ。
「あのさ、俺、ヤッてきた」
「…な、にを、ですか…」
「セックス。他の奴と。」
俺の言葉に、草壁ちゃんがひゅっと息をのむ。俺はくすくす笑い、ゆっくりと自分のシャツのボタンに手を掛けた。
「草壁ちゃんがさ、Sだっていうから。どんなもんなのかなーって。経験したら、わかるかなって。だって草壁ちゃん、俺が傷つくかもってビビッて手が出せないんだもんね?だからさ、学校の奴で、Sだって奴探して、ヤッてもらった。」
ボタンを外し、胸板を露わにすると草壁ちゃんが大きく目を見開いて俺の体にくぎ付けになった。
所々に、赤いうっ血の痕。そして、縄の後。
「大したことなかったよ。全然平気じゃん、むしろ気持ち良かったな〜。だからさ…
……っつ!」
「黙って」
くすくす笑う俺を、草壁ちゃんがどんっとソファに押し倒した。そして、そのまま馬乗りになり冷たい目で俺を見下ろす。
「…それで、僕にもやってもらいたいんですか?…とんだ娼婦だったんですね、上村センパイって。じゃあ、遠慮なくさせてもらっちゃおうかな…
――――――僕の好きなように、ね」
「ひ、はん…っ、あっ、、あ!」
俺は全てをはぎ取られ、ソファの上で後ろ手に縛られ、足をМ字に固定され縛られた。そして草壁ちゃんは、そんな俺の体中を小さなローターでじりじりとなぞる。脇腹や首筋、へそのあたりから腰骨を通り、また胸まで上がっていく。だが、決していいところには直接当てない。焦らしに焦らされ、敏感なポイントには一度も触れられていないのに俺はペニスから先走りをだらだらと流し、完全に勃起させていた。
「ふふ、これだけでイっちゃいそうですね。上村センパイ、やらしいなあ。」
「ひぁ、あん、あ…、あ、んん」
乳輪をくるくるとなぞるローターを追って、思わず胸を動かしてしまう。
「なに?自分で乳首に当てようとしちゃって。…いいよ、じゃあたっぷりと当てたげる。」
そう言うと草壁ちゃんはもう一つローターを取り出し、スイッチを入れたかと思うと俺の両乳首に押し当てた。
「いやあ―――――、あっ、あっ、あはぁ!ひ、ん、んっ!やぅ、あぁん、アン、アンッ!」
急に与えられた痺れるような快感に上半身をくねらせるも、草壁ちゃんは逃げる体を追いかけローターを決して乳首から離さない。
「ひっ、ひぅ、やめ、あん、、いやぁ、やああ!」
じんじんともどかしい快感が乳首に走り、腰が勝手に動く。ペニスはまた先走りをしたたらせ、腹筋が痙攣する。
「嬉しそうですね?ローター好き?昨日の奴にも使ってもらった?」
くすくすと笑いながらローターを乳首の先に触れるか触れないかの所に当てる。俺はもっとというようにはしたなく立ち上がった乳首を突きだした。
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