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6

「ん…」

高雅は自分を包むぬくもりにふと目を覚ました。


「大丈夫ですか?高雅。寝ていてもいいんですよ。」


目の前に、優しく微笑む陸斗の顔をみとめふにゃりと笑う。

「りくと…」

陸斗は高雅に優しく口づけ、胸に抱き寄せる。高雅もまた陸斗の背中に手を回し、すりすりと顔を胸元に埋めた。

「高雅…」

名を呼ばれ、きょとんとして顔を上げる。じっと見つめると、陸斗はにこりと少し意地悪な顔で笑った。

「想像してみてどうでしたか?」
「…!」

陸斗に言われ、かあ、と顔に熱が集まる。高雅は真っ赤な顔をまた陸斗の胸に埋めた。


「わ、かんない…。…きもち、よかったけど、やっぱり俺はりくとに抱かれる方がいい。」

高雅の答えに、満面の笑みを浮かべまたキスをする。ふと高雅が、眉を寄せ不安そうに自分を見つめてきた。

「…りくとは?俺を抱くのじゃ、いや?…いいんちょに、抱かれたい…?」

高雅の問いに、思わず口元が緩む。…ああもう、このにゃんこは。

「あっ、やん!りくとっ!」

陸斗は高雅の股間に手を伸ばし、ペニスをやわやわと揉み始めた。

「あなたを抱く以上の喜びがあるわけないでしょう?こんなにかわいいにゃんこに、誰が不満を抱くとでも?おしりを指一本でいじめられてイっちゃうような、誰がこんなにもいやらしいかわいいにゃんこにしたと思ってるんですか。」
「ひ、あん、あっ、あっ、や、やあぁん」

言い聞かせながらもペニスを弄る手を休めない。高雅の体は先ほど散々イかされたにも関わらず、陸斗の攻めにまた熱を持ち始めた。

「…それにね、高雅。もし万が一私が誰かに抱かれるようなことがあれば、それはあなた以外にはありえません。…私が愛しているのは、あなたなんですから…」
「ひぁ、り、く…っ、りくとぉ…!お、れも…!俺も、りくとだけだからっ…!あ、いしてる、からぁ…!」


甘く甘く自分を攻める陸斗に、同じ言葉をと高雅が必死に言葉を紡ぐと、陸斗はぴたりと動きを止めた。



「…りく…?」



突然愛撫を止められ、不安げに高雅が陸斗を見上げる。

――――そこには、顔を真っ赤にした陸斗がいた。


「あっ!い、いやっ!やあ!」

一瞬の静寂の後、陸斗は激しく高雅のペニスを扱き出す。突然の激しい快感に、目を見開き体を弓なりに反らせる。

「…あなたってひとは…!今日はもう寝かせませんからね…!」
「やっ、はや、はやいいぃ!も、と、ゆっくり、してえ!おちんち、おちんちん、とれちゃうう!!」

がくがくと体を揺らし、涙を流して喘ぐ。だが陸斗はそんな高雅のペニスを容赦なく扱く。

「いいですよ。取れちゃうくらいもっと激しく弄ってあげますから。もっともっときもちよくしてあげますからね。」
「ひやあぁ、あぁ――――――――!!!」

高雅が白濁を飛ばしても、陸斗がそのペニスを離すことはなく。高雅はイきっぱなしの苦痛を散々味わわされ、陸斗に挿入されるときには半分ほど意識はなかった。


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