×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




3

ちらりと目線で緩く勃ちあがった高雅自身を確認すると、口付けながら今度はベルトを外しファスナーを下げ、ズボンを少しだけずらして下着の前をぐいと引き下げた。
ぷるん、と高雅のペニスが外気に晒される。

「やっ、りくと、やだっ!あっ、ん!」

陸斗の行動に焦り、両手で一連の動きをする陸斗の手を止めようと掴むが陸斗の方が一瞬早く高雅のアナルに指を一本突き入れた。

「やっ、あっ、あン、んんぅ!んっ、、んン――!」

甘い声を出す口を、また唇で塞いでやる。その間もずっと陸斗は高雅のアナルをクチクチと弄った。

「ん――――ッ!んんぅぅぅ!」

浅いところを出し入れしていた指を、徐々に深くしてやる。
陸斗の毎日の行為のせいで後ろの刺激にすっかり慣れてしまっている高雅は、それだけで先走りをだらだらと流した。
後ろまで伝う先走りに、出し入れがスムーズになったのか陸斗は一段と速い動きで指をピストンする。


クチュックチュックチュックチュッ


「んっ、ン、ン、ンッ、んぁう、ん…!」

高雅は陸斗の腕を掴み、ぶるぶると体を震わせ快感に耐える。


やぁ、ゆび、指一本で…!やだ、やだやだやだ、だめ、だめ…!


以前にもやられたが、指一本だけでイってしまうのは高雅にとってとてつもない羞恥だった。
とはいえ、どこまでも陸斗に従順なこの体は簡単に陸斗の与える快感に陥落してしまう。


恥ずかしい。イきたくない。気持ちいい。イきたい。


必死に耐えようとすればするほど、高雅の体は敏感になっていく。


こりっ…


「んっ!?んんぅ――――!!」


びく、びくびくっ!


陸斗の指が前立腺を押しつぶしたと同時に、耐えきれず高雅は絶頂を迎えた。口付けで口を塞がれ、顔を真っ赤にして目を快楽に潤ませている。
陸斗はちらりと先ほど確認した菱沼のいる方へ目線を移す。


そこには、真っ赤な顔をしながら食い入るように自分たちを見ている菱沼がいた。


陸斗は菱沼を確認すると、くすりと笑い高雅の中に埋めている指を一本増やした。


「〜―――…ひ、りくと、や…!あっ、あっ!!」

高雅が思わず陸斗から口をはなし、涙に潤んだ目を見開く。陸斗は先ほどの絶頂の余韻収まらぬ高雅を、二本の指で前立腺を挟み込み更に攻め立てた。
容赦ない攻めに、高雅はがくがくと膝を揺らし、校舎の壁をずるずるとずり落ちる。

「やぁ、りくっ、あン、あ、あ、あっ、やだ、やあぁ!ひ…、ん、ン、ン、ンッ」

陸斗は崩れ落ちた高雅に、また深く口づける。舌を吸い、口内を余すところなく蹂躙しながら前立腺を弄り続ける。


「ひぅ、ん、んふ、んむぅうっ、ん、ん―――ッ…!…っ、んっ、んんんっ……!!」


びくん、びくびくんっ。

高雅は陸斗の攻めに、二回目の絶頂を迎えた。


「う゛―――――っ!?んん゛―――!!ん゛ン―――!!!」


高雅が2度目の絶頂を迎えたにも関わらず、陸斗は攻める手を休める気配がない。陸斗の指はイっている最中にある高雅の前立腺を捕らえたまままた一段と速くこりこりとそのシコリを弄り続けた。

高雅は口をふさがれたまま、痙攣する腕で陸斗の肩を握ったり離したりを繰り返し、足をじたばたと暴れさせる。顔はすでに涙でぐしゃぐしゃ、飲みきれない唾液が口の端からたらりと溢れのどを伝う。


やだ、やだ、おかしくなる、おかしくなるおかしくなる…っ、あ、あ、あ、あ、りくと、りくとりくと、


口から出るはずの嬌声は全て陸斗の口内に消え、くぐもった音を喉から発する。


「うぅ、んんん―――――――――!!!」



がくがくがくがく。


高雅は体を激しく痙攣させ、口を塞がれたまま三回目の絶頂を迎えた。

[ 286/459 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]


top