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4

かわいそうに、公衆の面前で自慢のブツをまさかの大したことない発言で一刀両断されたあほ二人。
どうでもいいから早く仕舞ってくれ。


「ブツが大したことないんだからさ、こうなったらテクに期待するしかないよね!ね、敦!」


放心する俺の肩をぽんと叩き、友人がにっこり笑った。
まてまてまて、今何つった!?

「…そうか。」
「確かに…!」

友人の言葉に、ズボンを履きゆらりと近寄ってくるあほ二人。

「敦!俺のテクでめちゃくちゃ泣かしてやるから!」
「はっ、俺なんて天国見せてやるぜ!」

二人して、がしり!と俺の腕をロックした。

「えっ、えっ!?ま、まてまて、早まるなっ!あいつの言うこと真に受けるんじゃねえ、やめろ!」
「敦!愛してるぜ!」
「俺たちの愛、その体で感じてくれ!」
「ぎゃああああああ!!やめろ、は――な――せ――!!!いやあああ!たぁすけてえ―――――!!!」


部屋に引きずられ、二人掛かりで散々泣かされてしまった俺。


「今日は俺が先に入れるからな!」
「じゃあ敦のチンポを舐めるのは俺が先だからな!」

「てめえら滅びやがれええ!!!」


それでもこいつらを突き放せないあたり、俺が一番のあほだと思う。
そして今日も俺は二人掛かりで愛され泣かされるのだろう。


つまるところ、俺とあいつら。どっちもどっち。

end
→あとがき

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