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今回10万ヒットはお二方いらっしゃいました。まずは翼様リクエストで『おバカなにゃんこの陸斗と高雅の甘々えち』です。
10万リクがシリーズの番外なんて嬉しいです(≧∀≦)

うふふ、この二人は我がサイトのエロ筆頭ですから、おそらく甘々えろえろになるかと思います。18禁になりますので、苦手な方はお避けください。


頑張ります!
ではどうぞ♪


―――――――――――
あ、陸斗だ。


ぽてぽて校舎を歩いていた高雅は、廊下の先の風紀室の前で誰かと書類を見ながら話している陸斗を見つけた。
うしし。こっそり近づいて背中を叩いてやろうかな。
いつものようにいたづら心を起こし、抜き足差し足で近づくと、ふと階段の側に陸斗のファンのチワワたちが固まって自分の目指す風紀室前の陸斗たちをうっとりと眺めているのに気付いた。

「白馬様、いつ見ても麗しい…」
「それに風紀委員長様もなんて素敵。切れ長のお目元、きりりとした唇。長い御髪がよくお似合い。」
「ほんと。お二人が並ばれると、圧巻だよね。」

「風紀いいんちょって誰?」

「知らないの?ほら、今白馬様とお話されている方。」
「白馬様の事を好きだってすごい噂なんだよ。皆お似合いだねって言ってる…って、神凪高雅!」

いつのまにやら輪の中に混じっている高雅に気付き、チワワたちは落ちそうなほど目を見開いた。

「なに?」

当の高雅はきょとんとしている。チワワたちは皆そわそわと言い訳を始めた。


「あ、あくまで噂だよ、噂!」
「そ、そうだよ、白馬様はあんたがいるもんね。」
「ただ、ビジュアル的には委員長の方が絵になるって言うか…」


「私がどうかしたかね?」


階段下でやいやいと言い合うチワワたちの前に、渦中の風紀委員長が現れた。

「ひ、菱沼(ひしぬま)様…!」
「いえ、べ、別に!いつも見目麗しくて素敵だなって…」
「ありがとう。さ、もう授業が始まるよ。遅刻してはいけない。皆さん教室にお戻りなさい」

髪をかきあげて、優雅に微笑みかける風紀委員長に、顔を真っ赤にしてチワワたちはぱたぱたとその場を去った。

「待ちたまえ」

続いて立ち去ろうとする高雅を、風紀委員長が引き止める。

「…君は確か、うちの副委員長と付き合っているとか噂されている奴だな。神凪高雅、とか言ったか。」
「噂なの?にゃは、はずかしー。そだよ。風紀副と俺、付き合ってんの。毎日えっちしてんの。風紀副が俺を抱いてくれんの。えへへ。」
「…白馬が、君を、ねえ…」


ふにゃんと笑う高雅を、怪訝な顔で風紀委員長が睨んできた。
じろじろと高雅を、上から下まで舐めるように見る。

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