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5

「せ、生徒会長…ぎゃあっ!」
「うわああ!」
「ぐえっ!」

会長は、次々と四季を組み敷く五人に殴りかかる。その目は怒りに燃え、五人はなすすべなく殴られる。
ランプの点灯するビデオとデジカメを見つけ、足を振り上げ幾度も幾度も踏みつけて粉々にする。


全てが動かなくなった後、神村は自分の制服を四季の肩にそっとかけて四季を抱き上げた。


「…現行犯だ。実行していた生徒は無期停学。貴様は役職を剥奪、クラスを最下位に落とす。京介を襲わせて傷ついたところを慰めて自分のものにしようとしていたらしいな。
愚かな奴だ。そんな下世話な思いつきしかできんから失脚するんだ。
…学園での処分は先ほど言った通りだが、俺は個人的に貴様を許さん。神村グループを敵に回したと思え。覚悟するんだな。」


青ざめる副会長に言い捨てると、京介を伴い四季を抱いて資料室を後にした。


四季を一度自室に戻し、服を着替えさせ再び三人である場所へ向かう。神村は四季に部屋で待機するように言ったのだが、四季は最後まで付き添いたいと言い張ったのだ。


コンコン


「入りたまえ」


ノックの後に聞こえた声に、三人は扉を開け部屋に入った。
入るなり、神村が中にいる人物を殴りつけた。

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