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20000ヒット、ユラ様リクエストの、『お母様続編』です!
まさかまたまた続編がご希望いただけるなんて!なんだか地味に人気があり、シリーズになってきているようで嬉しいです(≧∀≦)

今回もお父様登場!ご期待に添えるよう頑張ります!
ではどうぞ♪

―――――――――――

お母様は朝からうきうきとしている。ぱたぱたと忙しく動き回り、お部屋を綺麗にしたりご馳走を用意したり。


「纏!おやつあるか?」


部屋の扉を豪快に開けて飛び込んできたのは子どもたちの一人、同室者の宝。そんな宝を後ろから付いてきていた他の子どもたちが慌てて注意する。

「宝!扉は静かにっていつも言われてるでしょう!?」
「そうだよ、纏ママに怒られるよ〜」
「あっ、ご、ごめん!纏、許して…?」
「「「…?」」」


いつもならすぐにお叱りの言葉が飛んでくるのに、今日は何も言われない。

「纏…?」

不思議に思いみなが声をかけると、纏は今やっと気付いたかのように驚いた。


「あ、みんな来てたの?いつのまに!ごめんね、気付かなかったや」


が――――――――ん!


まさにそんな効果音がぴったり。子どもたちはまさかの纏の言葉にみなショックを受けた。


「「「「ま、まとい!」」」」


ピンポ―――――ン


「あっ、はい!」


パタパタパタ。


ショックを受ける子供たちの横をすり抜けて、纏は玄関へと向かった。


が――――――――ん!!


まさかの素通りに、またショックを受ける子供たち。
だが、次の瞬間はっと我に返った。お母様が、俺たちの存在を忘れるほど誰を迎えに行ったんだ!慌てて纏の後をついて行くと、ちょうど纏は扉を開けるところだった。


ガチャ。


纏が扉を開けると、目の前にはバラの花束。



「ただいま。」



花束の向こうにいたのは、


「晃!」
「「「「「お、おとうさま!」」」」」

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