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「和ちん、痛い?」
ゆっくり指を埋めてくる。
「ん…、い、たくはない…けど、なんか苦し…」
ローションのおかげか、痛みはないけど異物感がする。
くちくちと、根元まで埋めた指を軽く動かす。
「ん…、はあ、は…」
少し慣れてきた俺を見て、くちゅ、くちゅ、と、だんだん指の出し入れを早くしていく。
「あ…、あ…、
――っ、や…!そ、こ、なに…っ?」
一夜が中のある一点を突いたとき、今までにない感覚が背中を走った。
「ん、ここだね。和ちんのいいとこ」
俺の反応を見て、一夜がそこばかり攻めてくる。
「あぁん、あ…っ、や、やぁ、…っ、そこ、やだ、やだぁ…!
お、かしくなるよぉ、いちや、いちやぁ!」
いつの間にか指は三本に増え、ぐちゅぐちゅと抜き差しされる。
中でバラバラに動かしたり、いいところばかり重点的に攻められて俺は啼き叫ぶ。
訳が分からなくなった頃、中の指がずるりと抜かれてその刺激で体がぶるりと震える。
うつろな目で見上げると、いつの間にか一夜が服を脱ぎ捨てていた。
まるで、彫刻のような美しい体。引き締まって、ムダな肉など少しもない。
しっとりと汗をかいて、壮絶なオスの色気を放っている。欲に塗れた目で見つめられ、体が熱くなる。
ちら、と目を下にやると、一夜のペニスがそそり立っていた。
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[mokuji]
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