ネタメモ14
2014/06/13 17:39
全寮制の学園に通う平凡で大人しい男子生徒Ａは、学園の人気者から告白されて付き合っていた。だがその彼氏は浮気者で、しょっちゅうかわいい子を連れ込んでＡの前でいちゃついていた。
見つかってはいつも『二度としない』やら『お前だけ』などと甘く囁かれ、優しくされ、Ａはそんな彼氏でも好きで、一途にずっと彼氏を想って彼氏のために尽くしていた。
だがある日、彼氏を部屋で待っていると一人の男子生徒が現れる。その男子生徒は学園一とも言われるほどの美形で、政治家の父を持つ学園でも頂点に立つ男だった。だが、とても横暴で残忍な性格をしているとのうわさがあり、Ａはなぜこんな男が自分の部屋にと怯える。そこで突然
『お前は俺が買った。お前は今日から俺の肉奴隷だ』
と言われ、無理やり犯されてしまう。彼氏とは自分が勇気がないあまりにいつも一歩手前で終わっていた。だが、初めては彼氏の為にと思っていたＡはあっけなく男に全てを乱暴に奪われてしまう。
泣きながら抵抗し、彼氏が自分を売ったなど信じないと言うＡに、男は
『お前が気に入ったから金で買った。金を払ったのは自分だから逆らうことは許さない』とＡに首輪をつけ、その日からＡは男の肉奴隷として弄ばれる。
男はこの学園で絶大な力を持ち、だれも男に逆らうことなどできない。男はＡに、Ａの彼氏から無理やり自分を買ったと伝えていたためにＡは男をひどく憎んだ。
心に反して快楽に堕ちていく己の体にＡはそのうちぼろぼろになり段々と痩せていく。だが、毎日男の奴隷として男と過ごすうちにＡは男が自分を見ているときにとても辛そうにしていることに気が付く。
好き勝手しているくせにどうしてそんな顔をしているのか気になるが、聞いても無下に扱われるだけだった。
そしてある日、ふと放課後に窓の外を見ると自分の彼氏だった男がかわいらしい男の子と仲良く腕を組んで歩いているのを見た。男の奴隷となってからは会うことも見ることもできなかった愛しい彼氏の姿に、思わず駆け出していく。だが、彼氏の目の前に立ったＡを見て、彼氏はひどく驚く。
『もう飽きられたのかよ。ちゃんとアイツの相手しろよ、金がもらえなくなるだろう』
Ａはその時、初めて彼氏が無理やりではなく自分をあの男に金のために売ったのだと知った。
実は彼氏はひどい男で、Ａの事を適当に遊んで都合のいい男にしていた。元々金にだらしなく、友人とのかけで金に困った彼氏は自分の知り合いや友人をＡに金で相手にさせようとしていた。
それを知ったＡを買った男が、破格の金額を持って彼氏にＡを売れと持ちかけたのだった。
それだけではなく、Ａに相手をさせている間絶対にＡの前には姿を現さないと約束をさせその約束のためにＡを買っている間彼氏に金を払うと約束していた。
男はもともとＡの事が好きで、他の誰かに買われるくらいならと自分が名乗り出ていた。その際に、一途なＡが彼氏を想うならば自分が悪役になってＡの中の彼氏の思い出は綺麗なままでいさせてやろうとわざと悪役を買って出ていた。
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