(無口主→なまえ)
(ノーマル主→みょうじ)

(遊園地に行ってみたよ!)





「はよーっす」
「はよーじゃねーヨおっせーんだヨもう約束の時間10分以上過ぎてんぞボケコラァ!」
「こっちだって本当ならもっと早くに来れてたんスよ!けど、この人、また女に囲まれてて…!」
「お、おはよう、みょうじくんに黒田くん」
「はよっすなまえー。いやー悪かったって、せっかくのデートなのに時間削っちまって」
「本気で悪いと思ってんなら今すぐそのにやけ面消して顔面擦れるくらい俺となまえに対して土下座しろ」
「あと俺に対してもさっきの件について謝罪してください俺というものがありながらまた性懲りもなくヘラヘラニコニコ愛想振り撒いて…信じらんねえ…」
「荒北たちはともかくお前にまで謝る理由がねえしさらに時間削れっからさっさと行こうぜ」
「たしかにそうだよ、ちゃんと理由があったんだし、その、早く行こう…?」
「……ったく、なまえチャンは優しすぎんだヨ」
「荒北さんこそ甘過ぎです鼻の下伸ばしすぎですよ」
「誰彼構わず八つ当たりすんなよほんとめんどくさいなお前……あとでクレープでもパフェでもあーんしてやるから機嫌直せバカ成」
「え、ぜ、絶対ですよ?絶対ですからね?約束ですからね?」
「オメーも人のこと言えねえじゃねえかバァカ」


〜inメリーゴーランド〜


「う、わあー!す、すごいよー荒北くーん!おーい!」

「おー、見えてる見えてる」
「なにあいつめちゃくちゃ楽しそうじゃん可愛い」
「はっ、お、俺も乗ってきます」
「なんで張り合ってんの?」
「なまえー、そっからピースしろー」

「ぴ、ぴーす?こう?」

「そうそう(カシャシャシャシャ)」
「うっわ連写してるよこいつウケる」
「荒北さんキャラ壊れすぎで引くっス」
「うるせーよ普段のオメーより100億倍マシだからァ」


〜ジェットコースターorお化け屋敷〜


「どっちも却下で」
「ざっけんな本来なら遅刻の罰としてどっちも行かせてえくらいなんだぞコラ」
「お、俺も出来れば、行きたくないけど…じ…じゃんけんしよっか…」
「勝ったら好きな方を選べる、っつーことでいいっスよね?」
「おー。なまえ、どっちがいい」
「う、うう……じゃあ…………お化け屋敷で……」
「っし任せとけ」
「うん。が、頑張ってね、荒北くん!」
「みょうじさん俺にもエールを!さあ!」
「やだよどっちも乗りたくねーもん頑張らなくていいし」
「冷たい!温度差!」
「じゃあこうしようぜ。黒田が俺に3連勝したらみょうじだけ不参加にさせてやんヨ」
「あ、荒北くん、太っ腹…!」
「よし黒田くん死ぬ気で頑張りなさい俺のために」
「もう一声」
「(イラッ)……信じてるぜ、雪成」
「死ぬ気で勝ちます」
「ハッ!かかって来いよ黒田ァ」
「それじゃあ、いくよ……じゃーんけーん」
「「ぽん!!」」


〜inジェットコースター〜


「ほんっと最悪イラつく腹立つあり得ねえこれならまだお化け屋敷の方がマシだった信じらんねえ帰りたいこわい」
「もうここまで来たら潔く諦めましょうみょうじさん」
「ざっけんなよ誰のせいでこんなことに…あっ、ちょ、まってやばい上りすぎだろもういいってこれ以上上がったらやばい死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ絶対死ぬむりむりむりむりむりむり…!」
「いや死にはしませんけど、ほら、俺の手握っててください」
「アホかそんなことしたら掴まれねえだろ!てかなんでお前そんなふつ…あ、落ち、ああああああああああああああああああああああああ死ねえええええええええ荒北ああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「怖がるみょうじさん可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「黙れお前も死ねええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

「吹っ切れすぎだろあいつら…つかなんで俺に対して死ねなんだヨふざけんなヨ意味わかんねー…」
「荒北くん、肩震えてるよ」


〜inお化け屋敷〜


「はあああああああ…や…やっぱりお化け屋敷もやだなあ…!」
「バァカ、オメーがこっちのがいいっつったんだろ」
「そそ、そうだけど……おああああ人形が動いたああああああ!」
「お、今あっちのベッドの膨らみも動いたぞ」
「ええええええええやだああああああああああああ!!」
「なっさけねえ声出しやがって……おら、行くぞ」
「や、やめてね!?絶対置いて行かないでね!?俺、一人にされたら、失神しちゃう…!」
「そんだけ腕にしがみつかれてりゃ逃げるにも逃げれねえよボケナス」
「ごごごごごめんね…うう…っ!」
「もういいヨ別にィ。どうせこうなるのはわかってたし。いいかァ?絶対離すんじゃねえぞ」
「は、離せって言われても、離しません!」
「ん、良くできましたァ」

「……ケッ、思ってたより悲鳴が聞こえてこねえ。つまんねーのー」
「みょうじさんなら余裕でここまで聞こえてたでしょうね…いって!だってそうじゃないスか!」


〜最後はお約束の…〜


「おー、観覧車かあ…」
「もうほとんど乗り尽くしたし、そろそろいい時間だしなァ」
「観覧車なんて、いつぶりだろ…楽しみだね」
「…まさかとは思いますけど、男四人で乗るつもりっスか?」
「んな暑苦しい真似できっか、よっ!(グイッ)」
「うえっ、みょうじさ…!?」
「あ!?」
「あ、え、みょうじくん!?」
「俺ら先乗ってくからお前らは次のに乗りなー」
「え?え?え、ええ…?」
「……チッ、そういうことかヨ」


〜in観覧車1〜


「わあー……すごいね、高い…」
「だなァ」
「もう暗くなってきたから、街灯とか、建物の明かりとか、すごく綺麗に見える…」
「…………なあ、なまえ」
「ん?」
「今日、さァ…その…どうだった」
「どうって……そりゃあ、楽しかったよ!こんなに楽しかったの、久しぶりだったし、また、このメンバーで、いろんなところに遊びに行きたいね」
「…そっかァ…」
「…あ…荒北くんは、違った…?」
「ハッ、まさか。なんだかんだで付き合い長ェしなァ俺ら」
「そ、そっか」
「あー……けどさ、」
「?」
「………次は、二人だけで行こうぜ」
「……う、うん!行こうね、絶対!」
「おう……あ、そうだ、なまえ」
「うん、どうし…ん…っ!!」
「……あ…愛してる、ヨ」


〜in観覧車2〜


「はっはー、我ながらナイスフォローだぜ」
「……急に飛び込むからなんだと思えば、そういうことか…」
「こうでもしねえと、あいつらなかなかイチャつけねえだろ。これなら俺らはともかく、他の目も気にしなくていいし」
「…………」
「……あ?なんだよ」
「……てっきり、俺と二人になりたかったのかと」
「んなわけねえだろ」
「即答やめてくださいガチで傷付く」
「だいたいそうでなくても二人になることの方が多いだろ」
「それとこれとは違います!ダブルデートとはいえ、デートはデートだし、しかもこんな密室だし…期待するじゃないスか…」
「期待ってなんだよ…え、まさかてっぺんでキスしたいとかそんな感じ?ダメだぞそれ早くに別れるジンクスあるらしいからやめとけ」
「…とか言って、俺が動いたせいで揺れるのが怖いだけでしょ」
「は?ちげーし…あ!おい!やめ、危ない!危ないから!馬鹿!」
「つーかそんなジンクス信じるほど乙女じゃないんで、俺」
「ちょっ、黒…ん、む…!」
「はっ……あー、もう、その顔、たまんねえ…みょうじさん、可愛すぎ…っ」
「っ、こんなとこで、盛んなボケ!アホ!」
「場所なんか関係ないっス。どこでだって愛してえんだから」






(なんだかんだで全員(?)大満足の一日になりました!)


160921