連載短編 | ナノ


▼ ブログ小ネタろぐ2

*ユキちゃんの猫足を触りたい!
(ブログ記載日:160228)

@よそでやれ!


「お願いします」
「嫌です」
「なんでだ!まだ何をお願いするか言ってないのに!」
「敬語使ってる時点で怪しいっスもん」
「そんなことない簡単なお願いだぞ!」
「………一応聞きますけど、なんなんですか?」
「足触らせてほしい!」
「嫌です」
「即答やめて!」
「嫌です絶対嫌です無理に決まってるでしょ!」
「えー、でも結構他の人にも触らせてるじゃないか」
「それはそれ、これはこれです!」
「理不尽だ!ちょっとでいいから触らせてよ!」
「い や で す」
「ケチ!葦木場くんにチクるぞ!」
「勝手にしてくださいぜっっっったい触らせませんから」
「う、うう、そこまで拒否されると逆に触りたくなる…!」
(変に反応しちまうのこえーしなによりあの人に見つかったら殺されるに決まってるだろ…!)



@俺ノーマルなので


「(噂だとすっげえ柔らかい、つかもちもちらしいんだよなぁあいつの足って…気にならないっつったら嘘になるけどなーんか聞きづらいんだよなあ…でもちょっと触ってみてえなあ…けどその代わり俺も触らせてくださいとか言ってきそうだしなあ…でも気になる…んー…もしそうなったらやっぱりいいわって言おう。そうしよう)なあ黒田」
「はい?」
「無理ならいいんだけどさ、ちょっと足触らせてくんねえ?」
「………あし?」
「おう。なんか柔らかいって話聞いて気になってさ。まあ無理ならいいけど」
「…無理じゃないです。けど、」
「(げっ、やっぱ交渉してきやがるか)あー、やっぱりやめとk」
「足だけじゃなくて全部触ってください」
「待ってごめん黒田話聞いて冗談が過ぎたわやめろベルト外すな落ち着けもういいまた今度にするからいいわだからやめて黒田待てやめろズボン脱ぐなやめろ黒田止まれおいやめてくれ黒田ァァァァァァァ!!!!」

※その後下着にまで手をかけたのでぶん殴りつつ別れるぞって連呼したらさすがにやめてくれた




*ホワイトデーネタ!
(ブログ記載日:160314)

シチュ→バレンタインにモブ女子から貰ったチョコ( 本 命 )を律儀に返そうとする主と全力で阻止しにかかるお相手



@ボケナス


「もう一度言うけどネ」
「おう」
「別にネ、そんなネ、わざわざネ、返さなくてもネ、いいんだヨ?」
「けど悪いだろ。あんなに美味しかったんだから返さない方がおかしい」
「……もう一度だけ言うぞ?」
「(あっ、ガチトーンになった)い、いやさ、やす」
「別にバレンタインデーにチョコを貰ったからってホワイトデーにちゃんと返さなきゃ死んじゃうなんて呪いなんてねえんだから返さなくてもいいっつってんだろォ?」
「……けど…せっかく、手作り…」
「ハッ、んなもん俺に渡せばすぐ解決するこった」
「でも…お礼の手紙まで書いたのに」
「こんのバァカ!その思わせぶりほんと大概にしろよオメー!」
「そんなつもりはないぞ!ただ礼儀として…」
「もういいとりあえず四の五の言わずにそのチョコ寄越せってんだヨ!!赤の他人になんか絶対食わせねえからなァ!!」
「あっ、ちょ、待て!返せやす!こら!」

プチ口論ののち結局一緒にもぐもぐ



@無口


「……あの…荒北、くん…?」
「あー?」
「その……俺、ちょっと、用事が…」
「俺もオメーに用事があんだヨ」
「じゃ、じゃあ、終わったらすぐ戻ってくるから、手、離してもらえるかな……」
「ヤダ」
「あっ、う、でも、」
「ヤダっつったらヤダ。今日は俺に付き合え」
「……ほんとに、すぐ済むことなんだけど…」
「なに、オメー俺より女とんのかよ」
「えっ、いや、そんな!そんなことない!」
「(って、ワガママ言いすぎか俺)…ハッ、冗談だヨ。待ってるから早く…」
「いい!」
「へ」
「やっぱり、いい!俺、あ、荒北くんの方が、大事だから!だからいい!」
「っ…オメーさァ、そんな大声で…」
「ほ、ほんとだから!嘘じゃないから!」
「わかってんヨ。はあ…天然怖ェ…」

多少女子への罪悪感はあるけど友情と比べられたらそりゃ友情とる



@ノーマル


「捨てろ」
「あ?」
「もしくは俺が食べますだから早くそれをこっちへ」
「んだよ誰に向かって命令してんだクソ黒田…おら」
「おらって、これただのケシカスじゃないっスか!」
「お前なんかケシカスで十分だ、ってことでそこどけ。子猫ちゃんが待ってるから」
「ふざけんな俺が通すと思ってんスか」
「お前ほど簡単に俺のお願い聞くやついねえじゃん」
「他のことならなんだって聞きますよでもこれは訳が違うでしょただの浮気でしょ事と場合によっては手段選びませんよ俺」
「付き合ったからってチョコ返さないなんて最低な真似俺がするわけねえだろ…ったく…どけ」
「いやです」
「通してくれたら俺からキスしてやる」
「えっ」
「お前が気の済むまで、たーっくさん、してやるけど?」
「だ、騙されませんよ、そんな、どうせ通した瞬間嘘でしたーとか、い、言うんでしょ!」
「言わねえよ。俺のこと信じてくれねえの?なあ、黒田」
「うっ、そ、そんな、顔したって…!」
「っしゃ隙あり!!あばよ馬鹿黒田!」
「ああっ!!この卑怯者!!小悪魔!!」
「小悪魔!?」

お色気作戦で簡単に突破




*エイプリルフールネタ!
(ブログ記載日:160401)

「嫌い!」って嘘ついてみたよ!


@お師匠

「小太郎くんなんか嫌いだよ」
「ほう?」
「え、なに、それだけ?つまんないなあ」
「嘘をついてもよい日、らしいな」
「なんだ知ってたの」
「つまり反対言葉」
「うん?」
「嫌いの反対は?」
「す……いや、え?まあ別にほんとに嫌いって訳じゃないけど…」
「チッ」
「いまもしかしなくても舌打ちしたよね?」

策士こたちゃんの手によりついうっかり告白させられそうになる


@青鬼

「ブランチさんなんか嫌いです」
「顔と声がマジすぎて嘘ってわかってても傷付くんやけど」
「嘘じゃないですから」
「いやいや今日が何の日かくらいワシ知っとるから」
「嘘じゃないですから」
「………ちょお待って。なに?なんなん?ワシなんかした?」
「嘘です」
「っ、お、おま、そんな、せこいぞそんなキラッキラした笑顔すんなや!」

基本的に真顔なので嘘つくの得意そうな青鬼くん


@ボケナス

「お前なんか嫌いだ!」
「ヤメテそれすっげえトラウマだからヤメテしかも台詞そのまんま使ってくんのほんとヤメテ」
「ふっふっふ、騙されたなやす!今日はエイプリr」
「そういう問題じゃねえから。嘘でも言っていいことと悪いことあるから。エイプリルフールとか関係ねえから。次言ってみろ、俺どうなるかわかんねえぞ」
「えっ、あ、は、はい、ごめんなさい…(目がマジだ…)」

わりと真面目にトラウマになってる荒北くん


@無口

「あ、荒北、くん!」
「ナァニ?どした」
「あ、あ、あら、荒北くん、なんか、」
「おー」
「あら、きた、くんなんか、」
「おー」
「き、」
「き?」
「き、き、」
「き?」
「…っ、な、なんでもない…うう…!」
(可愛さしかない)

罪悪感で嘘つけない無口くんをひたすら愛でる


@ノーマル

「嫌い」
「俺は好きです」
「マジで嫌い」
「俺はマジで好きです」
「死ぬほど嫌い」
「俺は死ぬほど愛してます」
「……お前さあ、今日何の日か知ってる?」
「え……あ!」
(ぶはっ、なんだこいつ素で分かんなかったのかよ!くそわろ!案外可愛いとこ…)
「じゃあ俺は世界中から隔離して鎖に繋いで犯し殺したいくらいあんたのことが嫌いです!」
「前言撤回可愛さの欠片もなかった」

満面の笑みで言う辺りノーマルのユキちゃんはグレーゾーン!


@月光

(昔)
「雪成なんか嫌いだ」
「えっ、」
「…ふふ、嘘だよ。ほら、カレンダー」
「カレンダー……あ!エイプリルフール!」
「俺がお前のこと嫌いになるわけないだろ?」
「もう…ひどいよ兄さん!嘘でも嫌いなんて言わないで!」
「ごめんごめん」

(現在)
「死ぬほど嫌い。むしろ死ねばいい」
「なに、エイプリルフール?可愛いとこあんじゃん。俺も同じ気持ちだぜ」
「時計をよく見ろクソ愚弟。エイプリルフールは正午までだぞ」

ショタユキちゃんはさぞかし可愛かったに違いない




160511

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