※現パロ風味


「はーいそれじゃあプレゼント交換始めますよ〜」
「それにしてもすごい面子ですねえ。元就さんや風魔の頭領さんまで…」
「ククク…まさに混沌」
「私としてはなまえと二人きりでプレゼント交換したかったんだけどね」
「曇りない笑顔で言うから余計怖いですよ元就さん」
「僕はみんなでした方が楽しいかなあと思ったんだけど…」
「まずこのような行事自体に興味がない」
「ならなんで来たんですか頭領さん…」
「僕が連れてきたんだ。どうせ暇でしょ?って」
「どうせ暇だから来てやった」
「素直じゃないね。呼ばれなくてもどうせ来ていたくせに」
「先生さっきからどす黒い」
「始まる前からこんな調子で大丈夫なんですかねえ…」


プレゼント交換スタート!


「右回りでいい?」
「なんでもいいですよ」
「ちなみに忍術を使うのは無しだからね」
「うぬの指図など受けぬ」
「使う気満々ってことじゃないですかそれ」
「小太郎くんそんなのフェアじゃないからダメだよ」
「クク…」 
「それじゃあ回そうか。はい、なまえ」
「はい小太郎くん」
「…頭領さんの、何が入ってるんです?すごく重たかったんですが」
「開けてからのお楽しみよ…ククク」
「死人が出ないことだけを祈るよ」
「縁起でもないこと言わないでください元就さん」
「じゃあそろそろ止めるよー…さん、にー、いち、はいストップ!」
「おや、このオレンジ色の包みは…」
「私のだよ。これは…なまえのだよね?」
「正解!って、僕小太郎くんのなんだけど…」
「クククク」
「めっちゃ笑ってるし…開けるの怖い…」


それではオープン!


「…こ、これは…ぬいぐるみ?」
「可愛いだろう?おもちのキャラクターのぬいぐるみなんだ。触り心地抜群だよ」
「言われてみればたしかにこいつァ、巷で人気の人をダメにする感じの触感ですね。ありがたく頂きますよ」
「なまえからのプレゼントは…マフラー?」
「そうだよ。くのいちと一緒に編んだんだ。楽しかったなあ…」
「…そうなんだ…ありがとう…」
「どういたしまして。役に立つと嬉しいんだけど」
(元就さん、ものすごく複雑そうだ…)
「で、小太郎くんは左近くんのやつか」
「……スノーボールか」
「そいつでも眺めて、荒んだ心癒してくださいよ」
「ククク…ありがとう」
(ありがとうって言った!?)
「小太郎くんたまに素直になるからビックリするよねー…さて…」
「最後は問題のプレゼントだね」
「でもなんかおかしいんだよね。さっき左近くんが言ってたわりには重たくないっていうか…」
「え?」
「どれどれ…お?」
「何だったんです?爆弾?刃物?鉄アレイ?手裏剣?」
「手袋!欲しかったやつだこれ!」
「なっ、普通にかわいい…!」
「本当だ…君が選んだとは思えないほどかわいいデザインだね」
「ククク、先日品定めしている姿を偶然見つけたものでな」
「次来た時に買おうと思ってたんだ、嬉しい!ありがとう小太郎くん!」
「え、けどおかしいですよ!俺が持った時はたしかに重……頭領さん、あんたなにかしましたね…?」
「たしかに怪しいね。交換中は公平だったことを確認してるのに、偶然にしては出来すぎてる」
「はて、なんのことやら」
「…ま、なまえからのマフラーが手に入ったし、私は満足だよ」
「終わり良ければすべてよし、ですか」
「めでたし、めでたし…」
「初めてやってみたけど楽しかったー。次はもっとメンバー増やしてやろうね」



Merry X'mas...☆

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