01　花と嵐と始まりの朝
02　眩い朝日に手を伸ばす

03　追伸、行き先は未定につき
04　未来に彼の瞬きを連れていく
05　道連れは少しの期待と
06　それは予期せず仕組まれた
07　視えない組糸で蠢く物は
08　物騒な羽音を背に聞きながら

09　騒々しくも穏やかな日々
10　安穏はまだ遠い場所に
11　遠火が紡いだ最初の音は
12　ただ、福音を望んだ指先
13　指し示す確かな光明の方へ

14　光を束ねて彼の姿を形取る
15　形象は一つの記号を描いて
16　天象、遥か遠くに美しく
17　美しい世界の隅で息をする
18　小さな吐息は祈りのように
19　祈望の声が彼方へ届く日

20　彼らが見つけた空の色は
21　空白を砕くと星屑になった
22　綺羅星が謳った想いの橋を
23　息絶えた追想を誓いに変えて
24　終末への変奏曲はしめやかに

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