夢主設定

■Snow falling on Nocturne
 人々の幸せを祈る者として、
 私は彼の行いを見過ごすわけにはいかないのです


【名前】フィオラ
【年齢】32歳
【身長】160cm

【基本データ】
デルカダール城下町の教会長を務めている、“聖女”とも冠されるシスター。婚約者の真意を知るために、単身町を飛び出した。

【外見】
 髪色は淡い紫()。柔らかくふわりと癖がついており、腰のあたりまで伸ばしたものを黒いリボンで一つに束ねている。前髪は真ん中で分けてある。
 瞳はラベンダーグレイ()で、人の良さそうな垂れ気味の大きな目。
 実はスタイルが良く、胸は人並み以上に大きいという蠱惑的な身体付きをしている。が、着痩せするタイプかつ身に纏う修道服のお陰で、あまり目立っていない。

【性格】
 穏やかで物静かな大人であり、一行を微笑みながら見守っている母親のような立ち位置。感情を荒げることが滅多になく、おっとりというよりは落ち着いている・達観している印象である。
 丁寧で美しい敬語を用い、物腰柔らかに話す。聡明であると同時に感受性が豊かで、悩む人の心の痛みを汲み取り優しく寄り添ってきた人物観が、話し方からも伺える。
 今までにあまり友達がいなかったため、大人数でワイワイ騒ぐことに憧れつつも慣れていない。そのため親しくなった仲間達には、少し世間とズレた発言や、空回った面を見せることも。

【戦闘スタイル】(→詳細
 使用する武器は短剣とスティック。初期装備はスティレット型の短剣であり、これがメインの装備と言える(いわゆる「フィオラの短剣」になる)。旅に出るまでは戦ったことはなく動きは非常に拙いが、同じく短剣を扱うカミュやシルビアに手ほどきを受けて、徐々に手慣れていく。
 一方で、本職がシスターであることもあり回復魔法の扱いは得意。また、光属性であるイオ系の攻撃魔法を扱う。また、伝道者、導師としての素質といった形で魅力のステータスが非常に高く、魅力依存で魔物達を魅了(≒入信)させる特技を覚えたりもする。

【略歴】
・出身はクレイモラン王国。裕福な商人の家に生まれ、家業のために有力者との結婚を望まれる立場であったが、世界の人々を救いたいという望みを叶えるために、13歳で家を出てシスターとなった。
 その後、数年間の巡行の旅で見識を広げた後、22歳でその人柄を買われてデルカダール王国に招かれ、城下町の教会長を任されるようになる。

・ホメロスとは、彼がクレイモラン王国に留学に来た時期に出会った昔馴染み。ホメロスの帰国に伴って縁は途絶えていたが、デルカダール王国に招かれた折に再会。
 その後は交流を深め、26歳で婚約。ただしホメロスからは「お前に相応しい男になるまで待っていてほしい」と言われており、籍はまだ入れていない。左手の薬指には、彼に贈られた金の指輪が嵌められている。

・デルカダール王国にやってきて5年の折に、王から直々に“王国の聖女”の称号を授けられ、“英雄”であるグレイグと共に国を代表する有名人となった。
 この時期からホメロスに対して違和感のようなものを抱き始めるものの、その理由を掴めきれないまま婚約者として隣に立ち続ける日々を送る。

・20歳の頃、クレイモランの町の外れで倒れている少年を拾い、その命を救ったことがある。それが当時7歳のカミュであり、デルカダール王国に旅立つまでの2年間は交流を持っていた。
 幼いカミュにとっては初めて自分に優しくしてくれた大人の女性であったため、母や姉のように慕う気持ちとそれに付随した初恋の対象となっている。

【その他】
・天性の魔物使いの才能があり、人柄も相まって魔物に好かれることもしばしば。「悪くないスライム」など、人に対して好意的な魔物は例外なく友達になり、そうでなくても手名付けたりすることがある。
 世界に異変が起こった後は、凶暴化を逃れた魔物を引き連れて旅をしていた。

・人は皆平等であるという考え方の元、シスターになって以降は成人以上の人物を呼び捨てにしており、ロウやシャールなどの王族についても例外ではない。
 例外は、どちらも過去に面識のあったホメロスとカミュ。ホメロスには“様”を、カミュには“君”を付けて呼んでいる。

・暗い場所への強い苦手意識を持っている。仲間達にはその事を隠して旅を続けているが、夜間の移動や洞窟の探索の際には非常に気を張っている様子を見せる。

・出身地の関係もあり、暑い場所が苦手。サマディーでは基本的にカミュと2人でバテているし、ホムラの里の蒸し風呂でも逆上せやすい。


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