A BOUQUET OF FAIRYTALES FOR YOU

SWEET PEA - snow white 1 //nostalgia 


「まだあげ初めし前髪の、林檎のもとに見えしとき、
 前にさしたる花櫛の、花ある君と思ひけり」

 それは由紀が中学3年生の頃だった。
 時期は、おそらく9月。窓から吹き抜ける風が茹だるような熱を手放したばかりの、最も心地が良い温度だったことをよく覚えている。

「やさしく白き手をのべて、林檎をわれにあたへしは、
 薄紅の秋の実に、人こひ初めしはじめなり」

 他に覚えていること。この国語の授業が、昼食後すぐの5時間目だったこと。窓の外の青空を眺めていた由紀は、見事に教師の目に留まってしまい、教科書の朗読をさせられたこと。
 腹が満たされた心地良さに微睡む者が他にも沢山いたというのに、何故よりによって自分が当てられるのだと溜息をついて、教科書を手に立ち上がったこと。

「わがこゝろなきためいきの、その髪の毛にかゝるとき
 たのしき恋の盃を、君が情に酌みしかな」

 島崎藤村の『初恋』。昔読んだ本には、その相手のモデルとなった女性が何者であるかについては、未だ諸説あると書いてあった。幼なじみだという説もあれば、教師時代の教え子という説もどうやらあるらしい。
 後世から解明しようしようとしたところで『この人』だ、と断定できないのは往々にあるだろうが、それにしたって教え子がその中に挙がってくるとは。火のないところに煙は立たぬ。藤村という男は禁断の恋に、少なくとも片足は突っ込んでいたのだろう、と思う。

「林檎畑の樹の下に、おのづからなる細道は
 誰が踏みそめしかたみぞと、問ひたまふこそこひしけれ」

 無事に見開き1ページの詩を読み終えて、由紀は教師の「よくできました」の声に着席した。相変わらず、教室の中は夢見心地な生徒で溢れていた。

 そしてその中に1人。『夢見心地』ではなく実際に『夢を見て』いた少女が混ざっていたのだ──その事実を、由紀は30分後に鳴り響いたチャイムの直後に知ることになる。
 号令が終わるなりの、騒がしい声と揺れる薔薇色の髪が連れてきた。人生を変える大きな転機、たしかな分岐点。手招きをする迷いのない眼差しが、そこにはあった。

「ねえねえねえねえ!」

 国語の教科書を鞄にしまっていた由紀は、机をバンと叩かれて手を止めた。目の前に立つのは、クラスメイトの『なんとかかんとか』という少女だ。
 こんな片田舎の中学校には不釣り合いなほどに愛らしい顔立ちをしている彼女は、よく通る凛とした声で由紀を呼んでいた。大きなルビーのような目を煌めかせた笑顔は、狭い教室の中で異様に目立っていて、周囲の生徒らが好奇の目をこちらに向けているのがわかる。

 うるさい、と視線だけ向けた由紀は、止まっていた手を動かして、6時間目に使う生物の教科書を取り出す。

「ずぅっと前から思ってたんだけどさ、白峰ちゃんて声綺麗だよね〜! さっきの詩の朗読なんかサイコーだった! 耳障り良すぎて寝ちゃうかと思ったもん!」
「……それは貴女が単純に眠かっただけじゃない?」

 それはそうかも! とやはり騒がしく笑う彼女は、がたりと前の座席に許可なく腰掛けた。席の持ち主は手洗いだかに行っているようだから、今のところ問題は無いが。

「あ、それでね、本題なんだけど」
「今のが導入だったことすら初耳だわ」
「白峰ちゃん、アイドルって興味ない?」
「は?」

 興味ない、と聞かれても。それはどういう意味合いの言葉なのだろうと、由紀は無言で考えた。
 テレビで見かける男性アイドルへの興味、は特にない。だからといって女性アイドルへの興味もない。

「私ね、中学卒業したらアイドルになろうと思ってるんだ!」
「そう。頑張って」
「白峰ちゃんも、一緒にどうかな?」

 ああ、興味ないかってそういう事。
 なるほど、と内心頷いた由紀は教科書とノートを机でトントンと叩いて揃えると、もう一冊だけ鞄からノートを取り出した。

「本当は1人でも良かったんだけどね〜。けど、びびーっと来ちゃった! 白峰ちゃんと2人なら、どんな困難も乗り越えられるんじゃないかなって!」

 1人より2人の方が安心、という心理はまだわかる。が、だからといって彼女は何故由紀に声を掛けたのか、甚だ疑問だった。由紀は彼女の名前すら覚えていない。つまりこれまでの生活で、ほとんど話したことは無いに等しかった。
 こういう話は、仲の良い友達にでも話して盛り上がるものなのではないだろうか。そうして共に舞い上がるからこそ、『2人なら』どんな困難も乗り越える、なんて甘ったるい言葉が浮かぶのだ。

 少しばかり訝しんだ由紀が質問するより先に、彼女は好き勝手に話を続ける。

「私ね、本気なんだ。アイドルになりたい。誰よりも眩しい、どんな人の心にも光を届けられるアイドルに」
「……へぇ」
「つまり、目指すはトップでしょ? 遊びじゃない。だから、他のどの子でもダメ。トップアイドルを目指す相棒にふさわしいのは、きっと白峰ちゃんなの!」

 くるくると変わる表情に目が回りそうだ。真剣な眼差し、戯けた唇、破顔と弾んだ通る声。
 何を勝手なことを。そう嗤うのは簡単だ。由紀には大いにその権利がある。親しくもないクラスメイトに理想を押し付けられて、納得して頷けと。全くもって、馬鹿馬鹿しい。

「だからね、卒業したら一緒にこの町を出よ。2人で、都会で、アイドルになるの」

 なんて夢物語。何も知らないただの少女が、アイドルだなんて不確実性の塊を目指して生きていくつもりか。夢見る夢子ちゃんの、ただの空想。唾棄すべき無謀と無知の煮凝り。それ以外に他ならない。
 由紀は笑った。『嗤う』のではなく笑った。

「良いわよ」

 そして、その無謀さではなく勇気を笑って、答えた。

「やっぱそうだよね〜、良いわけが……って、うぇ? 今なんて?」
「良いわよ」
「おお、見事に同じ台詞を返してくれた……」

 断られるつもりで声を掛けていたとは、真面目に思考を巡らせた自分が馬鹿みたいだ。鳩が豆鉄砲を食ったような顔でしばらく目をぱちりと瞬いていた彼女の反応に、由紀はふぅ、と嘆息して首を振る。

 由紀は、先に取り出した最後のノートを机上に広げてみせた。通常の罫線とは違う、5本1組となった横線が何行かに連なったそれは、所謂五線譜だ。
 幼い頃から、由紀は音楽が好きだった。3歳の誕生日に買ってもらったおもちゃのピアノは、その日から由紀の大切な相棒になった。初めの頃はよくある童謡を、見様見真似のショパンを。次第に思い付いた音を連ねるようになり、それを紙に留めるようになったのは5歳の頃だ。

「アイドル自体にはさして興味はないわ。でもね、私の作った音楽が、どれだけの人間に素晴らしい『偶像』を魅せられるかには興味があるかもしれない」

 夢を見ていたのだ。由紀も、この小さな田舎町の片隅で。夥しい数の音符が敷き詰められたノートの山が、ただ燃えて灰になるだけの末路を辿って良いはずがないと。自意識過剰にも、そう信じていた。
 だから──彼女に声を掛けられなくても、1人でここを出るつもりでいた。この音を、どこか遠い場所に届けるために。そんな夢物語を、夢の先に繋ぐために。

 それならば、1人より2人で。目の前の明るい、スポットライトがいかにも似合いそうな彼女と共に行くのも悪くはないだろう。

 まじまじと楽譜を見つめていた少女は、ほんの数秒後には歯を見せてニコリと笑っていた。「う〜ん、何書いてるかさっぱり分かんない!」と戯けて、先程までの騒がしさがたちまち息を吹き返す。
 そしてずいと、由紀の目の前に自身の右手を差し出してみせた。

「なら決まり! これからよろしくね、由紀!」

 突然に馴れ馴れしいが、まぁ良い。求められた握手に応じようとして、由紀はふとその手を止めた。

「……ところで、貴女の名前は何だったかしら」
「ええ〜! クラスメイトなのにぃ!?」

 酷ーい! と嘘泣きしてみせる彼女の下手な演技は、6時間目の始まりを告げるチャイムによって強制的に終了となった。
 ちなみに彼女が掛けていた席の持ち主は、本日欠席だったらしい。授業が始まっても空白だった机に、ようやく認識する。まぁ、だから何だと言う話だが。

 『茨城姫香』。それが、自分の名前だと。終礼後の教室で再び由紀の元へとやってきた彼女はそう言った。茨の城のお姫様……なるほど、あまりにも『似合いすぎる』名前だと、こっそりと笑う。
 これが由紀と、暖かい城の中で眠りすぎて人より多く大きな夢を見たいばら姫との出会い。──生涯を共にと願った相棒との出会いでもあり、現在までの未来で何度もなぞり、想い、悔やみ続ける追憶の、最初の1ページ目だ。





「由紀さぁ、結局、受験どうする?」

 帰り道の公園。コンビニで買った唐揚げを1つ齧ったままの口で、姫香はもごもごと口を動かした。2学期にもなってくると、周囲はそろそろ高校受験のための勉強に忙しい様子を見せるようになる。
 昨今の学歴社会では、進学はまるで当然のような顔をして目の前に差し出されるイベントだ。10月にもなって未だに進路を定めない由紀も姫香も、定期的に担任に呼び出されては、志望校の話をされるようになっていた。

「親は毎日のように言ってくるわ。……正直困る」
「わかるぅ。うちもそう。いい加減勉強しないと高校に行けないわよーってさ──こっちはその気ないのに」

 勧められる地元の公立高校には、最初から行く気がない。首都圏には『夢ノ咲学院』や『玲明学園』といったアイドル育成高校も存在するようだが、私立に行く学費など工面できるはずもなければ、そもそも男子校であるそれらに入学できるわけがなく。
 結局のところは、最初から言っていた通り『中卒で上京する』以外に方法などないのだ。

 今度は由紀が、アップルジュースを啜るストローを加えたまま、もごもごと呟く。

「話はするけど……いざとなったら強硬手段よね」
「いっそ適当に受験はしちゃって?」
「卒業式までは、高校に行くつもりのふりをする」
「制服も教科書も買ってもらっちゃって、入学楽しみー、わくわくー、って顔をしとくんだね」
「それで家出する」
「電車にぴょんって飛び乗っちゃって」
「悪い子かしら?」
「私は悪い子の方が好き」

 ニ、と姫香は歯を見せて笑った。悪い笑顔だ。

「有名になったら居場所バレちゃうね〜。ま、その時には『戻ってこい』なんて言えないくらいのアイドルになってたらいっか」

 そんなわけで〜、と唐揚げがまだ数個入ったカップをベンチの上に置いて、姫香は通学鞄からノートを取り出した。

「トップアイドル目指して! 第3回、ユニット名とキャッチコピーを決めちゃおうの会〜!」
「今日が初回じゃなくて?」
「もう2回も、由紀に提案してるじゃん! ぜーんぶ却下されてるけど!」

 2回も……と思い返してみたが、そんなに大層なことを話された記憶もない。確かに2週間前に「『アイドルになり隊』とかどう?」と聞かれたし、5日前には「『姫香と由紀』ってユニット名、シンプルで良くない?」とも聞かれたが。
 まさかそんなふざけたものを含めているだなんてことはないだろう。おそらく、きっと、多分。……本気か?

「だから今回は、しっかり腰を据えて話し合おうと思います!」
「はぁ」
「まずはキャッチコピーから、聞いてください!」

 行き詰まった時に別の視点から考えを広げるのは、良い方法だが。
 バッ、と音を立ててノートを開いた姫香が、そこに書いた文字を堂々と読み上げる。

「『キューティクルアイドル☆茨城姫香』!」
「…………」
「『クールビューティレディ☆白峰由紀』!」
「…………」
「2人合わせて『ビューティクル』!」
「…………」
「どう? これ、自信作」
「絶妙にダサいと思う」

 というか、キューティクルは髪の毛の組織であって、キュートの活用形ではないだろう。ふぅ、と眉間を押さえてから由紀は彼女の手からノートを取り上げて、更にシャープペンシルを鞄から出した。
 こういうのは由紀の方の得意分野だと予測できていたのだから、もっと早くにこちらで主導権を握るべきだったのだ。上に踊る文字の上には丁寧に二重線を引いて──0.5ミリ芯が出たペン先で、彼女を指して問い掛ける。

「まずはコンセプト……って言うと難しいから。私達の共通点は何かしら」
「えっ? えーと……田舎者」
「次」
「うーん、じゃあ……。……あっ、お姫様?」

 何それ、と視線で問う。

「私はほら、名前が『姫』ってついてるわけだけど。
 由紀も、なんかお姫様っぽいじゃん? 白雪姫的な。髪の毛も雪みたいに真っ白だし、林檎も似合いそうだし」
「前に『初恋』朗読させられてたからじゃない?」
「あと今飲んでるのもアップルジュースだし?」

 そもそも白雪姫の髪は白色ではないはずだし、コンセプトにするには気恥ずかしい。が、使い易いのも事実だ。ノートにお姫様、と書いて丸で囲む。そこから枝を延ばして、いばら姫と白雪姫と書き込んで、更に枝を分けて──
 糸車、薔薇、妖精。林檎、魔女、魔法の鏡。それぞれの語群の中に「王子様」「キス」「目覚める」と書いてしまえば、もうゴールだ。

 次の白紙のページを捲り、人のノートを躊躇いもせず贅沢に使ってペンを走らせる。見開き1ページいっぱいに渡る大きさの筆記体で書いた文字は、『sleeping』。
 姫香の前に示すと、彼女はじっとそれを凝視して読み上げた。

「……すれー、ぴんぐ」
「違う。スリーピング。『眠っている』よ」

 確かにこれでは、いい加減勉強を始めないと高校には行けないだろう。が、そのような些末事は置いておいて。

「ユニット名は『sleeping』。夢を見てる私達には、お似合いでしょう?」

 いばら姫、もとい眠り姫。糸車の呪いで、茨の城に眠るお姫様。そして白雪姫もまた、王子様のキスで棺より目覚める御伽噺であまりにも有名で。
 しかし、迎えを待つというのは、由紀も姫香も柄ではないが。いつまでも夢の中で遊び続けて、それが現実となることを願っている、なかなかに『不良』なお姫様である。

「いっそ王子様も、私達の夢の中に連れ込んじゃおっか。現実よりもよっぽど幸せな夢を見せちゃうの」
「そのフレーズ、良いわね」

 下の余白にメモで書き付けて、視線が交わる。ニカ、と破顔した姫香は満足げに、自分のペンで由紀の筆記体をレタリングし始めた。

「この調子で、私達のキャッチコピーも決めちゃわないとね! つまり白雪姫だから〜」
「…………」
「『ホワイトスノープリンセス☆白峰由紀』!」

 姫香は顔は良いが、語彙力については幼児並みでしかないのだった。





 卒業式までの日々は、慌ただしく過ぎ去っていった。

 由紀は姫香のために曲を作った。歌詞までつけて、アイドルソングという形で完成させたのは、それが初めてだった。2人で振り付けも考えて、立派な演目の完成だ。
 流石アイドルを目指したいと言うだけあって、彼女には天性の才能があった。歌声は真っ直ぐ心に届くし、ダンスはその指先までが大きく動いて目を惹く。その全てが人を魅了して止まないのだと思えた。
 由紀も姫香に教わりながら練習はしたが、彼女に勝るとも劣らない……などといったレベルに到達するのは、到底不可能だ。とはいえ、由紀の目的は音楽を作ることなのだから、さほど気にすることでもないが。

 併せて、進路のことも考えた。由紀も姫香も「高校には行かずにアイドルを目指したい」と大人達に主張したが、にべも無く却下されて終わった。そうなるとは、正直分かりきっていた。
 ならば、強硬手段に出るしかない。勉強も並行して、高校を受験した。姫香がこの数ヶ月で最も苦労していたのは、ここだったかもしれないが──どうにか、近隣で下から2番目の偏差値の高校に合格できたようだ。

「最後にもう一回、親に話してみようね。OKでもNGでも、朝の4時半に駅で待ち合わせ」
「始発に乗って都会に出るなんて、いかにもって感じだけど。……うん、了解」

 卒業式の日、これで着納めの制服のブレザーに桜花のコサージュを付けた由紀は、証書の入った筒を開閉して音を鳴らして遊ぶ姫香と、そう約束をした。
 校門を通り抜けて最後に校舎を振り返った時、少しだけ名残惜しい気がした。音楽のことばかり考えてきたつもりなのに、不思議な感覚だ。もっと姫香と共に、放課後の屋上でレッスンをしたり、図書館で勉強をしてみたかったかもしれない、と。ほんの少し、思ったのだ。

 結論から言うと、両親はやはり肯きはしなかった。当然だ。仮に由紀がその立場でも、同じように反対をしたに違いない。
 ……だからと言って、怒りに任せて顔を殴るのはどうかと思うけれど。父親に殴られたせいで切れた口の端がピリピリと痛んで、顔を歪めながらも制服を脱ぎ捨てる。
 あらかじめ用意をしておいた大きなボストンバッグの中には、最低限の着替えとなけなしの貯金と、これまでに符号で埋め尽くした20冊もの五線譜ノートを詰め込んで。由紀は、まだ空も暗い4時にひっそりと家を抜け出した。

 誰かに見つかったら、連れ戻されるかも。そんな緊張が心臓を叩いて、少し呼吸が速くなる。鞄の重さに何度も肩に掛け直しながら、無人駅の改札を抜ける。

「あっ、由紀。やっほー!」

 ホームに立っていた姫香の姿に、息が少し楽になった。大きなリュックサックを背負った彼女の頬は、真っ赤に腫れている。

「お母さんにビンタされちゃった」
「ふふ……嫌なお揃い」
「未来のアイドルの顔に傷をつけるなんて許せーん!」

 山の向こうの空が、微かに白んでいる。遠くから、始発列車が近づく音がする。

「……ねぇ、由紀。私達2人なら、きっとどんな困難だって乗り越えられるよね」
「……うん。きっと、そうよ」

 レールの上を走る列車は、いとも簡単に普通の道を踏み外した2人を乗せて、何処までも遠くへ行くのだろう。
 これは、ただの夢物語。何も知らない田舎の少女達が、アイドルだなんて不確実性の塊を目指して生きていこうと願っただけの、唾棄すべき無謀と無知の結晶。
 けれどそれがまるで美しく輝いているのなら、十分だ。

 開いた電車の扉の中へ、由紀と姫香は手を繋いで、共に飛び込んでいったのだった。


Sweet pea - 門出/優しい思い出



- ナノ -