ステータス



塞ぎ込むことに

随分慣れてしまった




元気だった頃の自分が

全く思い出せないくらいに




僕はあの頃

どんなふうに笑ってたんだろう

なんて 考えるのも面倒だ




起きては眠るをただ繰り返すだけ

時折何かを食べて

大きな液晶に映る数々の他人事を眺める




全てがどうでも良くて

自分には無関係だと思いながらも

楽しそうにしていれば憎み

悲しそうにしていれば笑う

そんなことも珍しくは無くなった




今となっては

これが僕の基本ステータスで

誰が何と言おうとも正常なんだ




誰に何と言われようとも

この僕が違う僕に変われる気がしない




もう どうでもいい

そう思っている時点で

僕は僕のままで居るしかないんだろう




それでいいや

もう それで




いいや










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