君ノ手



僕が僕をやめるとき

僕の中の世界が滅ぶとき




君はどんな顔をするんだろう




僕が僕をやめたとき

僕の中の世界が滅んだとき




君はどんな気持ちになるんだろう




消えちゃったら

いなくなっちゃったら




確かめることも出来ないな




泣いている君

笑っている君

悔やんでいる君

もしかしたら無表情で立ち尽くすかもしれない




今ならなんだって想像出来るけど

その時を迎えてしまえば

もう 僕というすべてが終わる




そうなる前に




せめて

一度でも

君の手に触れておきたいな




君のあたたかな やわらかな

その手に触れておきたいな




それくらい望んでも

構わないでしょ?

罰(バチ)なんて当たらないでしょ?










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